Apple Payの利用イメージ(NTTドコモ公式サイトより)

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アップルの決済システム「Apple Pay」(アップルペイ)が日本でスタートして1か月が経った。対応端末であるiPhone7/7PlusやApple Watch Series2を持っていて、通勤・通学でJR東日本を利用している人の中には、「Suica」の登録をした人も少なくないだろう。Apple Payで使える電子マネーは、SuicaのほかNTTドコモの「iD」、JCBの「QUICPay」の3種類。クレジットカードはJCBやクレディセゾン、オリエントコーポレーション、ソフトバンク・ペイメント・サービスなど12のカード発行会社が対応している。

クレジットカードやSuicaを最大8枚まで追加できるApple Pay。支払い時に生体認証の「Touch ID」を必須にしておけば、プラスチック製カードのような不正利用の心配もいらないし、スマホ紛失時はリモートロックがかけられる。外の買い物でクレジットカードを使う人ほどモバイル電子決済に移行する利点は大きい。

そうと決まったら自分にとってのメインを決めたいもの。ポイントを貯めたいなら1枚に集中して利用するのがベスト。ポイント還元率はもちろんのこと、使える店舗数も大切。Apple Payの本命にふさわしいのはいったいどのカードなのか。

電子マネーをリードしてきたドコモの強み

Apple Payに対応しているクレジットカードの中で、NTTドコモが提供している「dカード」はなにかと使い勝手がよく、お得度も高い。

2005年、他キャリアに先駆けてiDをスタートしたNTTドコモは、決済(読み取り)端末の普及を長年かけて進めてきた。その結果、iDの決済端末台数は64.4万台に達する(16年6月末現在)。46万台のQUICPayや40万か所のSuicaを上回る規模だ。ほぼすべてのコンビニに決済端末が導入されており、イトーヨーカドー、イオン、イオンモール、マクドナルド、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、紀伊国屋書店、タワーレコード、すき家、ガストといったメジャーどころにも対応している。

dカードにはiDの機能とdポイントカード機能が搭載されている。iD決済によるポイント付与だけでなく、dカード提示によるポイント付与のいわゆる「二重取り」が可能だ。dカード決済によるポイント還元率は通常1%ながら、店によってはポイントの上乗せや購入金額の割引がある。例えばローソンは最大5%をカード利用者に還元する。しかもdカード決済のポイント還元は異常なほど高速だ。通常クレジットカードのポイント還元はカード引き落とし後なのに対して、dカードは決済後最短3日でポイントを付与する。

NTTドコモと競合関係にある他キャリアの「au WALLET クレジットカード」や「ソフトバンクカード」もApple Payに対応。ただし回線契約者でなくても持てるのは「dカード」だけ。ポイント還元率も3キャリア中最優位だ。

dカードは発行スピードも驚くほど早い。ドコモショップ店頭またはdカード公式サイトから申し込むと、最短5分で審査は完了する。入会完了後「dカードアプリ」で設定をして、Apple Payが利用可能となる。

そもそもApple Payの源流は04年にスタートした「おサイフケータイ」にある。その仕掛け人はNTTドコモであり、同社の地道な活動と呼びかけによって日本のモバイル電子決済のインフラが整備された。アップルもその恩恵を受けている1社といっても言い過ぎではない。

今回のサービス開始を記念し、NTTドコモは2017年1月31日まで、dカードでApple Payを合計1万円以上利用した人の中から抽選で1000人に、1万dポイントを進呈する「総額1000万円のキャンペーン」を実施している。詳しくはキャンペーンサイトまで。