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内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は7日、IT障害の発生時に対応するための重要インフラにおける分野横断的演習「2016年度分野横断的演習」を東京都千代田区の砂防会館別館で行った。

演習では、情報通信、金融、航空、鉄道、電力、ガスなどの13分野における重要インフラ事業者及び、金融庁、総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省などの重要インフラ所管省庁などが集まり、ITインフラ障害時の対応を行っている。

今回で11回目となる演習は、地方会場及び勤務地における参加や見学参加なども含めて、約2,080名が参加し、前回の約1,170名に比べ約二倍の規模となった。演習は、二部構成でおこなわれ、第一部は、サービスへの影響が小さいIT障害が発生したケース。第二部では、サービスへの影響が生じる大規模障害が発生したケースを想定し、重要インフラ事業者及び政府機関等との間の情報共有と連携の確認と実効性などの検証が行われた。

今回の演習では、政府機関からは、内閣サイバーセキュリティセンターや他の情報セキュリティ関係機関、民間からは、13分野における情報共有・分析機能を持つ組織体CEPTOAR(Capability for Engineering of Protection, Technical Operation, Analysis and Response:セプター)関係者も出席している。

セプターは、通常時においては、IT障害の未然防止、有事においては被害拡大防止・迅速な復旧および再発防止のため、政府等から提供される情報を適切に重要インフラ事業者等に提供し、関係者間で情報の共有体制を構築する。現在、全13分野で計18のセプターが活動している。

IoT(Internet of Things)の普及など情報技術の拡大は、重要インフラへのセキュリティ対策も必要になる。内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は、ITの重要性とサイバーセキュリティ対策を鑑み2015年1月に設置されており、内閣官房副長官補をセンター長に構える。

(竹中貴一)