写真提供:マイナビニュース

写真拡大

スタイルアクトは12月9日、「神奈川版 年収の高い学区」の調査、「東京23区版 年収の高い学区」の更新調査の結果を発表した。

神奈川県で最も年収の高い小学校区は、川崎市宮前区の宮前平小学校だった。国家公務員宿舎や大手企業の社宅が学区内世帯の10%を占めており(神奈川県平均は3%)、平均年収を押し上げている。

他に特徴的な学区としては、神奈川県内で最も世帯年収が高い青葉区にあって、持ち家率と住宅平均面積が区平均よりさらに10%以上高い荏田西小学校(横浜市青葉区)や、新横浜駅を最寄り駅とし、横浜アリーナなどの大規模施設が存在する都会の機能と、緑の多さが両立している大豆戸小学校(横浜市港北区)も上位に来ている。

また、横浜市中区で1位の元街小学校は、高級住宅地として名高い山手エリアを始め、中華街などの山下町も学区内に含む、やや広い通学地域を有している。石川町駅と元町・中華街駅を最寄り駅とする利便性の高さに加え、眺望・住環境の良さ、優れた教育環境も人気という。

一方、七里ガ浜小学校(鎌倉市)のように、歴史や文化の残る高級住宅地を含む学区や、東海岸小学校(茅ヶ崎市)のように、温暖な気候や湘南らしさを求める人が集まる学区も上位となっている。

○東京23区1位は港区の南山小学校

東京23区で最も年収が高かったのは、学区内に六本木ヒルズや元麻布ヒルズを含む港区の南山小学校だった。順位は更新前と変わっていないが、単身者などを除いたことで、平均年収1,409万円は、他の学区より頭一つ抜きんでる結果となった。

品川区の1位は、学区選択制を導入している第三日野小学校。2017年4月の新入生は、校区内の対象者だけで受け入れ人数を超過しており、希望者は抽選となっている。この学区内では、どの町丁目も平均世帯年収が高く、特に、「白金長者丸」といわれる上大崎2丁目、「池田山」といわれる東五反田5丁目は高級住宅街として知られ、特に「池田山」は、品川区内でもトップクラスの高級住宅街とのこと。

なお、前回調査と比べて1位の小学校区に変動があったのは、上述の品川区の他、文京区、江東区、目黒区、世田谷区、中野区、北区、荒川区、練馬区の9区。変動理由は、今回の更新により、ファミリー層が多く住む学区の順位が上がったためという。

この調査の小学校区平均世帯年収は、総務省統計局 「2010年国勢調査」「2013年住宅土地統計調査」を自社の独自ロジックを使用して分析・作成。学区域は国土交通省国土政策局「国土数値情報(小学校区データ)」2010年時点のものを元に同社が独自に調査、加工したもの。全世帯から単身者や夫婦のみと推定される世帯を除外して算出している。東京23区については、2016年8月に公表しているが、この条件で再集計し、あらためてランク付けした。神奈川版でも同様にデータを作成して、各行政区でランキングとしている。