韓国の朴槿惠大統領とその友人による一連の国政介入疑惑に関連し、韓国国会では今日午後3時から朴大統領に対する弾劾決議投票が行われる。

 news1コリアなどの韓国メディアによると、野党側が提出した弾劾決議案は40ページにもおよび、大統領の友人チェ・スンシルによる国政介入に留まらず、2014年のセウォル号沈没事故の際に朴大統領の行方が一時分からなくなった「セウォル号7時間」問題なども弾劾理由として挙げられている。

 弾劾投票を大きく左右する要素としては、与党セヌリ党の非朴派議員がどれだけ弾劾決議で賛成に回るかが焦点となっており、その際のポイントとして前述の「セウォル号7時間」問題のほか、「シャイ反対票」、「賛成の認証ショット」が影響を及ぼすと言われている。

 「シャイ反対票」は今年のアメリカ大統領選での「シャイ・トランプ(Shy Trump)」と同じく、国民の手前もあって表立っては弾劾反対とは言わないものの、実際には与党として反対票を投じるということを指す。

 「賛成の認証ショット」は、弾劾決議を提出した野党のイ・ソクヒョン共に民主党議員の提案によるもので、弾劾投票用紙をスマホで撮影して公開しようというもの。弾劾成立を促す意味もあるが、弾劾否決時に国民からの非難を免れるための保険でもある。

 今朝、与党セヌリ党の非朴系議員が集まった会合には、弾劾成立に必要なセヌリ党28票を超える33人が参加しており、参加した議員は「ここに集まった議員は100%弾劾に賛成だ」と答えている。

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部