8日、朴槿恵大統領の暮らしぶりを間近に見てきた大統領府の元調理長A氏が、韓国メディアの取材に対し、「朴大統領と周囲との意思疎通にはかなりの問題があった」として具体的なエピソードを証言した。写真は韓国大統領府。

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2016年12月8日、朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する批判世論が強まる中、大統領の元側近などからさまざまな証言が出てきている。このうち、大統領府官邸での朴大統領の暮らしぶりを間近に見てきた大統領府の元調理長A氏が、韓国・チャンネルAの取材に対し、「朴大統領と周囲との意思疎通にはかなりの問題があった」として具体的なエピソードを証言した。

朴大統領がごく限られた側近からしか直接の報告を受けないという「疎通不在」の問題は、大統領就任時からたびたび指摘されていた。A氏は大統領の引きこもりぶりについて「地震が起こっても未明ならすぐに報告せず、朝何時以降に報告すべし」との「決まり」があったほどと話す。また、誰であれ大統領に直通電話をかけることは許されず、「ドアノブ3人衆」と呼ばれる最側近を通さなければならなかったと証言した。

さらにA氏によると、大統領は執務室である大統領府本館ではなく、そこから約200メートル離れた生活空間である官邸で過ごす時間が圧倒的に多かったという。本館への出退勤の概念はなく、会議や外出日程以外は平日も官邸で過ごしていたそうだ。また、A氏によれば大統領は「テレビ視聴が大好き」で、官邸で「一人でテレビを見、食事する時間を最も好んでいた」。テレビで「健康に良い」と紹介された食べ物を食卓に加えるなどミーハーな一面もみせていたという。

A氏はこうした実体験から、14年4月に起こったセウォル号沈没事故当日の朴大統領のいわゆる「空白の7時間」について、「当時も大統領は官邸にいてテレビを見ていたと思われる」と述べた。

A氏の証言を受け、韓国のネットユーザーからは多数のコメントが寄せられている。

「なぜ大統領なんかになったんだろう?ただ家でテレビでも見てればよかったのに」
「大統領府に遠足に行ってたんだね」
「出勤もしないでテレビを見ながらご飯を食べて、退屈したら海外に行って…大統領なんて楽な仕事だな」

「ただのおばちゃんだったのか。こんな人を大統領に選んでしまっていたとは、僕ら国民もセウォル号で犠牲になった子どもたちも哀れだ」
「聞いてあきれるとはこのこと」
「どうせお姫様ごっこのつもりで大統領になった人だから、そんなことだろうと思ったよ」

「大統領ってそんな暇な職業じゃないと思うけど?」
「マリー・アントワネットのまねのつもりかな」
「国が滅びなかったのがおかしなくらい」
「友達がいなくて一人で遊ぶ子の悪い例」(翻訳・編集/吉金)