(写真提供=SPORTS KOREA)文在寅氏

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朴槿恵大統領への「弾劾訴追案」採決が話題を集める韓国では、早くも“次期大統領”の座をめぐる候補者たちの争いが始まっている。

次期大統領候補とされる人物たちには、すでに支持率も出ているのだから興味深い。

政治分野を専門にする世論調査企業「リアルメーター」の調査結果(対象:1511人)を見ていこう。

国連事務総長、“韓国のトランプ”の支持率は!?

12月第1週の結果として、上位6人が紹介された。

最も高い支持を集めたのは、文在寅(ムン・ジェイン)氏だ。

その支持率は23.5%。現在の最大野党「トブロ民主党」の元代表で、2012年の第18代大統領選挙では、朴槿恵候補(当時)と接戦を繰り広げた人物として知られている。

その大統領選挙では、若者から高い支持を受けていた。年代別に見ると20代65.8%(朴33.7%)、30代66.5%(朴33.1%)、40代55.6%(朴44.1%)となっており、20代〜40代においては朴槿恵候補よりも多くの支持を集めていた。

2位は、支持率18.2%を記録した潘基文(パン・ギムン)氏。国連事務総長である同氏は、今年末に任期を満了する。韓国では、任期満了とともに韓国に戻るという“1月1日帰国説”が流れるなど、期待は少なくないようだ。

支持率が急上昇しているのは、“韓国のトランプ”こと李在明(イ・ジェミョン)氏だ。

李在明氏の支持率は、11月第5週の14.7%から、最新の12月第1週は16.6%に。自らの最高値を更新し、2位・潘基文氏に1.6%ポイントに迫っている。

李在明氏は京畿道成南市の市長。時事通信が伝えたところによると、「朴槿恵は残る生涯を監獄で過ごせ」などと過激な発言で知られ、米ブルームバーグは彼を“韓国のトランプ”と呼んでいるそうだ。

以下、国民の党の安哲秀(アン・チョルス)氏7.5%、ソウル市長の朴元淳(パク・ウォンスン)氏4.3%、元民主党代表の孫鶴圭(ソン・ハッキュ)氏4.2%と続く。

支持率2位の国連事務総長、ネットでは不人気?

現在の大統領候補たちの支持率について、韓国の人々は以下のような反応を示した。

「文在寅が答えだ。彼を何も考えずに嫌う人たちも、もう一度考えるべきだ」

「李在明が15%を超えた!! これはすごいな」

「大統領候補に孫鶴圭を入れたのか。笑わせる世論調査だ」

さまざまなコメントが並ぶなか、圧倒的に個人名が挙がっていたのは潘基文氏。しかも非難の声ばかりが書き込まれていた。

「なぜ潘基文が2位なんだ? そんな上位にいること自体、話にならない」

「潘基文はやり遂げたことが何かあるのか? 大統領選挙には出ずにゆっくり休みなさい」

「潘基文はダメだ。海外の報道を見てみろ」

「潘基文を支持する人たちは、いい加減にしっかりしましょう。噂やイメージだけでなく、人を見て判断してください」

「潘基文を選ぶということは朴槿恵を選ぶのと同じだ」

(関連記事:「無能ぶりは際立っている」…潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の国際的な評価とは

若干気が早いようにも思えるが、韓国ではすでに次の大統領選挙に向けた争いがヒートアップしているようだ。

(文=呉 承鎬)