世界を代表する現代都市の1つである東京。しかし、よくよく観察してみるとノスタルジーを誘う昔ながらの景色がまだまだたくさん残っている。その1つが、わずか一間の木造アパートだ。そんなアパートの住人たちの中には、不便で狭い部屋にありったけの夢を詰め込んでいる人もいるのである。(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF)

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 世界を代表する現代都市の1つである東京。しかし、よくよく観察してみるとノスタルジーを誘う昔ながらの景色がまだまだたくさん残っている。その1つが、わずか一間の木造アパートだ。そんなアパートの住人たちの中には、不便で狭い部屋にありったけの夢を詰め込んでいる人もいるのである。

 中国メディア・今日頭条は7日、「日本の一般人が一般人が住む部屋を見たら、自分がとても幸福に思えた」とする記事を掲載した。記事は、東京にある築年数の古い一間のアパートに1人で暮らす男性3人の生活を紹介。その様子を見て「自分が幸福に思えた」としているのだ。

 まず1人目に紹介したのは、わずか10平方メートルの部屋に住むミュージシャン。狭い畳の部屋にはギターが並べられており、雨が降れば雨漏りが生じると説明した。また、彼の収入はインディーズ作品の売上とアルバイトで稼いだ数万円で、小さい部屋でも家賃の工面が大変な状況だが、「彼にとってはこの小宇宙より素晴らしい場所はないのだ」とした。

 2人目は、11平方メートルの部屋に住む50歳のインディーズ映画監督。部屋はすぐ外を電車が走る場所にあり、電車が通るたびに轟音と振動に驚かされるとする一方で、本人は「慣れてしまえば問題ない」と淡々と語ったことを紹介した。3人目は、15平方メートルの部屋に住む、小説家志望の男性。現在はある小説家の作業室でアシスタントをしているとのことで、部屋の中は大好きな小説でいっぱいだと紹介。小説の出版に携わりたいとして、新しい仕事を探している最中だと伝えた。

 記事は、彼らの生活空間を撮影した写真を示すとともに「自分がとても幸せに感じはしないか。少なくともわれわれは2DKの空間があるのだから」と結んでいる。

 記事はあくまで単に部屋の広さから住人の幸福度を測ったようだが、本当に幸せかどうかは部屋の広さに比例しないはずである。記事を読んだ中国の一部ネットユーザーからは「彼らは夢を追うためにあらゆるお金をつぎ込んでいるつぎ込んでいる。普通の人は一切を顧みず夢を追求することなんてあるか、ないだろう」、「日本人は夢のある民族なのだ」というコメントが寄せられた。

 広い家で快適に暮らしたいというのは誰しも望むところだろうが、狭い家でも慣れてしまえば愛着が湧き、離れがたいものになるのである。大切なのは、その空間での生活が充実しているかどうかなのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Sakarin Sawasdinaka/123RF)