念願の「仮面ライダー」に出演する、プロレスラー・棚橋弘至選手にインタビュー/(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・ 東映、(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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12月10日(土)より公開の映画「仮面ライダー 平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダー」。今回、最恐の敵であるDr.パックマンの仲間・来瀬荘司/ロボルバグスターを演じるプロレスラー・棚橋弘至選手にインタビュー。リング上でのパフォーマンスや決めぜりふはシリーズからインスパイアされるなど、大の仮面ライダーファンである棚橋選手がライダー愛を熱く語った。

【写真を見る】怪人態“ロボルバグスター”への変身ポーズを披露!/(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・ 東映、(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

――念願の「仮面ライダー」へのご出演、おめでとうございます!

夢がかないました!(笑)  ライダー好きを世間にアピールしてからは、作品のせりふやポーズをプロレスのリング上でやり始めたり、コラボTシャツを作ったり、「仮面ライダーウィザード」('12〜'13年、テレビ朝日系)のオープニング曲のPVに出たりなど、1歩1歩階段を上がってきたので、ようやく“本丸に攻め込んだ”という感じですね。

――ことしは「『金曜8時のドラマ』石川五右衛門」(毎週金曜夜8:00-8:54、テレビ東京系※12月2日最終回)で時代劇に初挑戦されるなど、お芝居での活躍ぶりも目立ちますが、演技をする際はどのようなことを意識して演じていらっしゃいますか?

リング上でのマイクアピールだったら、その時の感情のままに言えばいいと思うんです。でも、お芝居だと、自分の演技を画面で見返すと顔が揺れているのがすごく気になったので、極力顔を動かさずにせりふを言うことは意識しています。ほかにも、まばたき一つにも意味があったりするので、まばたきはせりふが終わるまでしないとか、そういったお芝居の基本的なことを一から学びましたね。

――棚橋選手が「仮面ライダー」ファンになったきっかけは何ですか?

息子が小さい時に「仮面ライダー響鬼」('05〜'06年、テレビ朝日系)や「仮面ライダーカブト」('06〜'07年、テレビ朝日系)を放送していて、その辺りから僕も見るようになりました。その後、平成ライダーシリーズを全部見返しましたね。

―― 一番好きなライダーは?

ビジュアル的には「カブト」ですかね。ストーリーなら「仮面ライダー555」('03〜'04年、テレビ朝日系)とか「仮面ライダー龍騎」('02〜'03年、テレビ朝日系)が好きです。あと、初めて仮面ライダーを見る人には「仮面ライダーW」('09〜'10年、テレビ朝日系)をお勧めしますが…一番は難しくて選べないです。ライダーファンに「どのシリーズが一番好きですか?」は言っちゃダメな質問です(笑)。

――失礼いたしました(笑)。では、ここからは今回の映画のお話を伺いますが、出演の話を聞いたときの状況とお気持ちを教えてください。

オファーが来たのは「アメトーーク!」(毎週木曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)の「仮面ライダー芸人」に出た直後だったんですよ。やっぱり「『アメトーーク!』の影響力ってすごいなあ」と思いました(笑)。「仮面ライダー」に出ることは、ライダーファンにとってはゴールみたいなものですからね。もう夢見心地でした。

――今回演じられる来瀬荘司(くるせそうじ)という役はライダーの敵でいわゆる悪役ですが、そのことはオファーが来た時点で知っていたんですか?

いや、最初の時点ではスケジュールだけ押さえてもらったんです。でも、自分の新日本プロレスの試合のスケジュールと他の共演の方との兼ね合いがあったので、まだ本決まりではなかったらしくて。「“バラシ”になるかもしれない」という状況だったので、眠れない日々が続きました(笑)。

――悪役を演じることについてはどうでしたか?

話を聞いて、「面白いな」と思いました。棚橋という人間に、皆さんは、楽しくて明るくて常にニコニコしている、というイメージをお持ちだと思うんです。今回演じる来瀬荘司は冷徹な人物ですので、自分の違う一面が出せるなと感じました。見た方は「棚橋ってこんな話し方をするんだ」と驚くかもしれません。

――プロレスファンの方々に新たな一面を見せる作品になったと。

そうですね。でも、この作品がきっかけで棚橋を知る人は、プロレスの会場に来たら同じ人間が急にノリノリでエアギターを弾いてるわけですからね(笑)。「あれ!? “来瀬感”無いじゃん」と思うかもしれません(笑)。逆もまたしかりで、プロレスファンの方は、作品を見て「全然棚橋っぽくない」と感じると思います。この作品で僕の新たな一面が、新たな扉が開きました。

――演じる来瀬荘司ですが、大好きな「カブト」の主人公・天道総司と同じ、“そうじ”という名前を聞いていかがでした?

いや、もうピンときました! 映画の打ち上げパーティーの時に、脚本家の方とお話をする機会があって、「名前を見た瞬間に天道総司が思い浮かびましたが、もしかして僕が好きなのを分かっていて名付けてくれたんですか?」と聞いたんですよ。そうしたら全くの偶然だったらしくて、びっくりしました(笑)。意図せずに“そうじ”でかぶる確率の方がかなり低いと思うんですが、「これは持ってるな、棚橋」と 思いましたね(笑)。

――それはすごいですね! 今回初めての「ライダー」の現場で、驚いたことや感動したことなどがあれば教えてください。

最初は「なんだったら現場でも俺が一番『ライダー』が好きだろう」と、一人ファンが混じっているような気持ちだったんです(笑)。が、いざ現場に入ってみると、そこは「良い物を作ろう」という“ライダー愛”にあふれていました。みんながライダー好きで作品に対する熱量がすごかったです。例えば、監督の後ろでメモを取ったりタイムキーパーをしている方がいたんですが、その方がライダーのイヤリングをしていて! 「この人めっちゃライダー好きだ!」と思って話し掛けたら話が弾みました(笑)。

――作品内ではアクションシーンにも挑戦されたそうですね。

棚橋のプロレスでのパワー系の技や、リング上でやっている動きなどを監督が取り入れてくださったので、プロレスファンが見たら「おっ、そうきたか」とニヤリとしてもらえると思います。プロレスを知らない人でも、パワーを感じてもらえればうれしいです。

――怪人態の“ロボルバグスター”に変身する際のポーズはご自分で考えられたとか。

怪人なのであまり“変身ポーズ”というほどではないのですが、変身するための“ガシャット”を大胸筋に「グーンッ!」と挿す動作をしました。「W」の“ガイアメモリ”が体に吸い込まれていく感じですね。ロボルバグスターはパワー系の怪人だったので、何かを握りつぶすようなイメージを取り入れました。

――今回、同じ悪役側のボスとして佐野史郎さんと共演されていますが、いかがでしたか?

いやー、すごかったですね。「もう、この人についていこう」と思いました(笑)。撮影の合間にお話しさせてもらいましたが、「何回かプロレス見に行ってるよ」と言われ、すごくうれしかったです。

――ライダーの西銘駿さんや飯島寛騎さんの印象はどうでしたか?

西銘くんとは1回目の「アメトーーク!」の仮面ライダー芸人でお会いして、写真も撮らせてもらいましたが、すごくかわいらしい子でした。飯島くんもお会いしましたが、好青年でしたね。あと、その前に「くりぃむクイズ ミラクル9」(毎週水曜夜7:56-8:54ほか、テレビ朝日系)の収録で、「仮面ライダードライブ」('14〜'15年、テレビ朝日系)の竹内涼真くんとお会いしたことがあって、一緒に写真を撮ってもらいました。顔の大きさが僕の半分ぐらいしかないのに、僕より背が高かったです(笑)。

今回、実は竹内くん演じる泊進ノ介とのアクションシーンがあります。この映画ではライダー5人と怪人3人のそれぞれいろいろなマッチメイクがあるんですが、そのうちの一つが僕が変身するロボルバグスター対仮面ライダードライブなんですね。なので、ここで竹内君とつながったか、と。一度会うと、人の縁ってつながるものなんだなと感じました。

――今お話しいただいた通り、今回の「―平成ジェネレーションズ―」には、「ウィザード」「鎧武」「ドライブ」「ゴースト」「エグゼイド」とライダーが5人も登場しますが、棚橋選手はこの中ではどのライダーが好みですか?

断然「ドライブ」ですね! ストーリーが面白かったですし、変身ベルトの“ベルトさん”と進ノ介のやりとりなんかも好きでした。

“ベルトさん”といえば、先日僕はシンガポールのマリーナベイ・サンズというホテルのイベントに出席したんです。そのホテルはデビッド・ベッカムが親善大使を務めていて、当日もベッカムが姿を現した時にはみんな大盛り上がりだったんですが、イベントの司会が“ベルトさん”の声を担当したあのクリス・ペプラーさんで!

なので、周りのみんながベッカムと写真を撮りに行く中、僕はクリスさんの元に駆け寄って写真をお願いしました(笑)。ライダーファンなので、「ベルトさんだ!」とすぐにピンときましたよ(笑)。

――ではプロレスのお話も伺おうと思うのですが、来年1月4日(水)に東京ドームで行われる「WRESTLE KINGDOM 11」について意気込みをいただけますか?

今、新日本プロレスにも世代交代の波が押し寄せてきています。「―平成ジェネレーションズ―」のようにライダー同士で仲間として行けたらいいんですが、プロレスラーはみんな一番になってベルトを手に入れたいやつばかりなので、そういうわけにはいかなくて(笑)。

今回の棚橋VS内藤(哲也)戦もベルトが懸かっていますが、それ以外にも棚橋は世代交代の波を食い止められるのか、それとも新世代に流れてしまうか、という点にも注目していただければと思います。

――熱い戦いを期待しています。

ありがとうございます。この映画が12月10日に公開されて僕の試合が1.4なので、この「―平成ジェネレーションズ―」が僕に追い風を吹かせますね。たぶん東京ドームの半分くらいがライダーファンで埋まるんじゃないですか(笑)? それぐらいライダーファンは多いので、期待してます!

――では、最後にこの「―平成ジェネレーションズ―」に関して、ファンにメッセージをお願いします。

僕はもう作品を見たのですが、最初からクライマックスのアクションシーンで始まり疾走感があるんですが、医療の場が舞台なので“命の大切さ”がすごく丁寧に描かれています。ですので、見た後に周りの人や両親への感謝が生まれたり、温かい気持ちになれる作品です。男女年齢問わず楽しめる作品になっています。

――ありがとうございました。

では最後に、ザテレビジョンをご覧の皆さん、愛してま〜す!