握力を鍛えるトレーニングは、見過ごされることが多く、過小評価もされがちです。にもかかわらず、ウエイト器具を持ち上げて保持する、自分の体重を支えるなど、さまざまな運動に握力は使われます。もしも握力が不足していたら、たとえほかの筋肉がやる気満々の状態でも、ウエイトリフティングをこなすのは難しいでしょう。

これは器具を使ったトレーニングに限った話ではありません。たとえば、もし握力が標準レベルに達していなければ、懸垂で自分の体を引き上げることもできないでしょう。体力の強化を妨げる恐れのある要因はほかにもたくさんあるでしょうが、こと握力に関しては、簡単に鍛えることができます。「Breaking Muscle」が提供してくれているアイデアを、以下にいくつかご紹介しましょう。

ハンギング:ただぶら下がるだけです。一定時間、必死で鉄棒につかまります。バーが太ければ太いほど、きつくなります。ローデッドキャリー:多彩な方法で、さまざまな重量やタイプのウエイト器具などを手に持ちながら歩くエクササイズです。たとえば、同じ重さのウエイト器具を左右それぞれの手に持って歩くファーマーズ・ウォークなどがあります。プレートピンチ:ウエイトプレート2枚を合わせ、サンドウィッチを握る要領でそれをつかみ、持ち上げます。伸筋のトレーニング:握力のトレーニングをやり過ぎると、前腕の一部の筋肉が硬直してしまう恐れがあります。ゴムバンドを指のまわりに巻き、十分に動かせなかった伸筋に注意を払って、できるだけ広く指を開く運動を行い、これを解消しましょう。

握力のトレーニングなんて聞くと、いかにも「ジム男子」たちの専売特許のように思えてしまいますが、「握る」「つかむ」という行為は、瓶のふたを開けたり、握手したり、カバンを手に持ったりなど、日常生活とは切っても切れない関係にあります。どうか読者の皆さんも、弱々しい握手しかできない人にはならないでくださいね。


The 3 Types of Grip and the 8 Ways to Train Them | Breaking Muscle

Stephanie Lee(原文/訳:阪本博希/ガリレオ)
Photo by Shutterstock.