“天才少女”と謳われた高橋恵が躍動、優勝まで突き進んで見せる(撮影:小路友博)

写真拡大

<LPGA新人戦 加賀電子カップ 初日◇8日◇グレートアイランド倶楽部(6,526ヤード・パー72)>
今季のプロテスト合格者21名で争われる「LPGA新人戦 加賀電子カップ」。初日、単独首位に立ったのは中学2年生の時に2部のステップアップツアーを制した高橋恵。今月の頭に行われたファイナルQTでも来季の出場優先順位7位と好成績を収めたが、その勢いを維持しこの舞台でも躍動した。
みんなおめでとう!今季プロテスト合格者、涙と笑いのフォトギャラリー
 
高橋はこの日、6バーディ・2ボギーの“68”をマーク。最終18番ではセカンドショットを池に入れてしまい、「もったいなかったけど、今日はいいプレーができたと思う」と全体的には満足がいく内容でラウンドすることができた。
今季はプロテストに合格し、来季の出場権も獲得。充実した1年だったが、ステップを勝ってから昨年までは、苦しんでいた。「パターが全く入らなくて…。そうは思いたくなかったけど、イップスだったと思います」。パッティングの際に手が動かず、全く思うようなプレーができなかった。
中学生の時にプロの試合で勝った高橋。“天才少女”と呼ばれるようになったが、「違うのになあ、って。勢いで1回勝っただけなのに」。周囲の期待に応えよう、いい成績を残そうと自分を追い詰めイップスになってしまった。
それが解消したのは昨年のプロテストに落ちてから。「2週間ぐらいパター練習するのを辞めたんです。あと打つときに考えすぎないようにしようと」。それから徐々に手が動くようになり、今年はやっと思うようなパッティングができるようになった。
この日の最終ホールは最後、ダブルボギーのピンチだったが、約2メートルのボギーパットを入れて“ナイス”ボギー。「去年だったら、あそこから3パットですよ!」とカラカラと笑っていた。
今週は「優勝を目指しにきました」と力強く言い切った高橋。自ら課してしまった重荷からは解き放たれた。どんなに苦しい時もプロになる夢は捨てなかったという。「私、ゴルフが大好きなんです!」。天真爛漫な身長172センチの大型プレーヤー、一生に一度の舞台で真価を発揮できるか。
<ゴルフ情報ALBA.Net>