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トレジャーデータは12月8日、「ライブ・データ・マネージメント(LiveData Management:LDM)への取り組みに関する説明会を開催した。

同社によれば、「LDM」とは、サイロ化されたすべてのデータを繋ぎ、よどみなく企業やシステムが簡単に活用することで、DMP(Data Management Platform)を拡張させた概念。ライブとは「企業が生き残る」ということを意味しているという。

トレジャーデータ マーケティングディレクター 堀内健后氏は「これからトレジャーデータを、ライブデータマネージメントの会社として認識してもらえるようにしていきたい」と述べた。

そしてその背景を「トレジャーデータのユーザー数は指数的に増えており、現在250社程度の企業の70兆件のデータに利用してもらっている。一方、企業データは部門ごとのサイロ化されており、一人の顧客に同じ企業の複数のシステムからアプローチするようなことも起きている。われわれは、クラウドのメリットを活かし、プラベートDMPとして統合していきたいと思っている」と語った。

具体的には、DMPの中に、統合、分析、活用の機能が内包されていることを目指していくという。これらの機能は自社で行うより、他社と連携したほうが早い場合もあるため、他社との連携を拡充していくという。

そして同社は同日、LDMを実現するサービスの1つとして、複数クラウドやWebサービス上のデータを統合するためのワークフローサービス「Treasure Workflow(トレジャー ワークフロー)」を発表した。

同サービスを利用することで、GoogleのBigQueryやG Suite、Amazon Redshift、Microsoft Azureなど、異なるベンダーのクラウド上にあるデータに相互にアクセスできるという。

このサービスはワークフローエンジン「Digdag(ディグダグ)」により実現しており、Digdagは今後、オープンソースとして公開するという。

また同社は11月に、SBIインベストメントや産業革新機構などから約2500万ドルの資金を調達。この資金を使ってエンジニアの採用、マーケティング、世界のどこでも使えるサービス提供などに利用していくという。

トレジャーデータ 代表取締役社長 三橋秀行氏は、「我々は日本では4年前、ビッグデータの流れの中で船出したが、今年はデジタルマーケティングなどビッグデータの中でも急速に進んでいる分野が見えてきた年となった。そういった流れの中で、この半年、企業のコンセプトを見直すことを行ってきたが、今後はライブデータマネージメントでソリューションを提供しようと思っている。先日資金調達も行っており、今後は成長分野に投資していきたい」と述べた。