トランプ、シリコンバレーの大物2名を政権移行チームに追加

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ドナルド・トランプ次期米国大統領はシリコンバレーから新たに2名の人物を政権移行チームに加えようとしている。両者ともピーター・ティールと関連を持つ人物。フォーブスの関係者への取材で分かった。

給与・労務管理スタートアップのZenefitsでCFOを務めるMark Woolwayが合衆国財務省の移行チームに加わる。ティール・キャピタルでマネージング・ディレクターを務めるKevin Harringtonが商務省のチーム編成のアシスト役を務める。トランプ政権移行チームは公式アナウンスを今後行なう見込みだ。

Zenefitsの広報担当者はWoolwayの指名を認め、彼は政権移行チームに参加しつつCFOの業務は続けるとした。ティール・キャピタルの広報担当はコメントを避けた。

大統領選挙期間中、シリコンバレーではピーター・ティールがほぼ唯一のトランプの支持者だった。新政権の科学・テクノロジー分野のチーム編成は今、ティールの手に委ねられている。先月、ティールは彼が運営するベンチャーキャピタルFounders Fundの主任で元Palantir社員のトレイ・スティーブンス(Trae Stephens)を国防省スタッフの任命役に抜擢した。

WoolwayとHarringtonらはティールが運営するヘッジファンドClarium Capital Managementに関わりをもち、Harringtonは現在もティール・キャピタルの投資部門を手がけている。リンクトインのプロフィールでは両者とも、過去に政府関連の職業についた経歴は無い。

「海の上の独立国家建国」メンバーも参加

ZenefitsのCEOのDavid Sacks(彼もティールの友人として知られる)も移行チームに加わるとの観測が流れている。

トランプは他にもティールと関わりをもつ人物の起用を検討中だ。ブルームバーグの報道によると、Jim O’Neillをアメリカ食品医薬品局(FDA)長官に起用するという。ティールの広報担当はフォーブスの取材に「O’Neillは有力候補にのぼっている」と認めた。

O’Neillはティールが共同創業したMithril Capital Investmentのマネージング・ディレクターで”海の上の独立国家建国”を目論むシーステディング研究所(Seasteading Institute)の役員も務めている。O’Neillはジョージ・ブッシュ政権時代に合衆国保健福祉省の主任事務次官を務めた。

ティールはトランプ支持を公言し、トランプに政治献金を行なってきたが、テクノロジー業界からはトランプを支持する声はほとんど聞かれてこなかった。12月6日、トランプの広報担当は来週にもトランプがテック業界のリーダーらと会談を行なう予定だと発表した。何が議題となるかは明かされていない。