11月のドル円相場は、9日に1ドル=101円台で推移したが、米国大統領選挙の結果が判明した以降は、次期政権での財政支出拡大の期待もあって、24日の東京外国為替市場では1ドル=113円台まで急激に円安が進んだ。113円台になったのは、3月29日以来約8カ月ぶり。さらに堅調な経済状況を背景に米国の連邦準備制度理事会が12月にも利上げに踏み切るとの思惑が広がり、金利上昇が見込んだドル買いの動きが進んだ。

 こうしたなか、2016年11月の「円安」関連倒産は3件(前年同月13件)で、3カ月連続で前年同月を下回った。一方、「円高」関連倒産は1件(前年同月1件)発生した。過去の円高時のデリバティブ取引の損失などを主な原因とするケースで、2カ月連続の発生になった。
 11月のドル円相場は1カ月間に10円超の急激な円安が進んだ。為替変動の大きな振れはコストアップ要因になり、中小企業の経営に与える影響が大きいため、今後の為替相場の動きからは目が離せない。

円安関連倒産月次推移

円高関連倒産月次推移