iPhoneそっくりな中国Oppo製「400ドルスマホ」 1300万台を突破

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Oppoは今年第3四半期、中国のスマホメーカーの中で売り上げトップになった。同社は今、430ドルの「F1 Plus」モデルで中国以外でのシェアを広げようとしている。ディスプレイは5.5インチで、1,600万画素の自撮りカメラを売りにし、64GBのストレージを持つ。ニュースサイトTechRadarは「iPhone 6Sを買いたいが、予算が足りない場合にお薦めのモデルだ」と書いた。

Oppoは2004年に設立。当初はMP3プレイヤーメーカーだったが、現在はVivo、シャオミなどと並ぶスマホブランドとなった。調査会社IDCによると、今年第3四半期の中国でのシェアは17.5%で、前年同期の9.8%から急上昇した。好調の背景にはマーケティングの成功がある。台湾のMarketing Intelligence & Consulting Instituteのアナリスト、アーロン・リンはOppoのアジアの店舗数を30万店舗と試算し「シャオミと違いOppoは実店舗を主力としている」と説明した。

Oppoは世界のスマホブランドのトップ5にランク入りし、インドと東南アジアではサムスンを脅かす。中国の既存モデルをベースにしたF1 Plusは特にアフリカ、アジア市場をターゲットに発売された。

テックメディアAndroid Authorityは「F1 PlusはMedia Tekのチップを使っており、iPhone 6SのA8プロセッサには遠く及ばない」と指摘した。ユーザーからも「私はOppoのF1 Plusはテック好きが使うデバイスではない」「ゲーム中のバッテリーの減りが早い」などの声が上がっている。スピーカーの音質もiPhoneに比べて悪いとのレビューもある。また、「外観がiPhoneに似すぎている」との批判も受けている。

しかし、賛否はともかくF1 Plusが売れていることは確かだ。中国国内向けの同等モデルも含め、F1 Plusは3月から9月までに1,300万台が出荷され、Oppoの今年最大のヒットとなった。調査会社Strategy Analyticsは「F1 Plusはインドやアフリカといった新興国をターゲットにしているが、中国の小さな町や郊外の人々にも非常に人気のモデルだ」と述べた。