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その年に最も活躍したり話題になったりした人物を、アメリカ合衆国のニュース雑誌「TIME」の編集部が決定するのが「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」です。2012年はバラク・オバマ大統領、2013年は教皇フランシスコ、2014年はエボラ出血熱と闘う人々、2015年はドイツのアンゲラ・メルケル首相が選ばれてきましたが、2016年はアメリカ大統領選挙に勝利したドナルド・トランプ氏が選ばれました。



オンライン版のTIMEにも、パーソン・オブ・ザ・イヤーの記事がトップにきています。

TIME | Current & Breaking News | National & World Updates

http://time.com/



なぜトランプ氏がパーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのか?ということは、以下の記事で公開されています。

Donald Trump TIME Person of the Year: How We Picked

http://time.com/time-person-of-the-year-2016-donald-trump-choice/

トランプ氏の勝利で「世の中がよくなる」と考えている人にとって、トランプ大統領の存在は「傲慢な支配階級がようやく非難される時がきた」という意味を持ち、反対に「世の中が悪くなる」と考えている人にとっては「下劣な人種差別・性差別・移民排斥主義によって政治が毒され、対話と礼儀正しさが破壊される」という意味を持ちます。ただし、選挙に勝利した多くの人がそうであるように、実際にトランプ氏が政治で何をするかは支持者にも反対者にもわからず、彼が公約を守る可能性と期待を裏切る可能性は同じくらいにあります。2016年はトランプ氏にとって「勝利の年」でしたが、2017年になり実際に「統治の年」になった時、何が起こるのはか未知数です。

現在、アメリカ国民の半数近くが「これから人種の異なる人々との関係は悪化するだろう」と考えており、多くの女性は「男性が優位に扱われる未来」を恐れています。また、トランプ氏が非難する人々から得られている現在の利益を失わずして、トランプ氏を支持する人々が利益を得る状態を作りだすことは、果たして可能なのだろうか?という疑問もあります。

「民衆の扇動は人々の絶望を生み出し、真実は信頼できる人々が語ることで力を持つ」ということをアメリカに思い出させるため、そしてこれまで隠れてきた有権者に力を与え、「昨日」を破壊して「明日の政治的文化」を作り出すために、ドナルド・トランプ氏がパーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのだとTIMEには記されています。



これがTIMEの表紙をよく見ると、「DONALD TRUMP」という文字の下に「PRESIDENT OF THE DIVIDED STATES OF AMERICA(分断されたアメリカの大統領)」という文字が入っています。



なお、TIME誌の表紙に写るトランプ氏が誌名との関係で鬼のようになっている、というTwitter投稿も見られました。



オバマ大統領の表紙と比較した投稿も行われています。



また、Twitterが、トランプ氏のTwitter投稿に自動的に反応するアカウントを停止し始めたことも報じられています。「@PatrioticPepe」というアカウントは1万人以上のフォロワーがおり、トランプ氏自身もリツイートしたことがあるものだったのですが、現在は停止されています。

Twitter Has Suspended the TrumpBots | Motherboard

http://motherboard.vice.com/read/twitter-has-suspended-the-trumpbots-patriotic-pepe