JR博多駅前で道路が陥没した事故について、現場のトンネル工事の設計をめぐり、陥没の約2カ月前に開かれた福岡市の会議で、地盤沈下のおそれを専門家が繰り返し指摘していたことが分かった。NHKニュースが報じた。
 陥没が起きた現場で地下鉄の延伸工事を進めていた福岡市は8月30日、専門家による検討委員会を開いた。この中で、専門家が「掘削に伴って地盤沈下が起きればかなり危ない」と指摘し、「設計を変更し、トンネルの位置を下げたとしても心配だ」と懸念を示していた。

博多の大規模陥没 2か月前に地盤沈下の懸念指摘(NHKニュース)