関係性を象徴したポスター (C)CJ E&M Corporation

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 「オールド・ボーイ(2003)」や「イノセント・ガーデン」を手がけたパク・チャヌク監督が、英ミステリー作家サラ・ウォーターズ氏の「荊の城」を映画化した「お嬢さん」の予告編とポスターが、公開された。

 1939年、日本統治下の朝鮮半島。スラム街で詐欺グループに育てられた孤児の少女スッキ(キム・テリ)は、“伯爵”と呼ばれる詐欺師(ハ・ジョンウ)にスカウトされ、ある豪邸で暮らす令嬢・秀子(キム・ミニ)から財産をだまし取るべく、メイドとして働き始める。韓国本土では成人映画(R19指定)のオープニング記録を更新したほか、第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞では外国語映画賞に輝いた。

 パク監督といえば苛烈な暴力描写や激しいラブシーンで知られているが、予告編でもその片鱗が垣間見られる。女性同士が絡み合う姿や伯爵が痛みに顔をゆがめるさま、血しぶきが床に飛ぶ様子など、美しくも見る者の緊張感を高めるシーンが連続。また、「当時、韓国のインテリたちは日本の帝国主義的支配が永久に続くと思っていた。日本文化を信奉し、でき愛し浸っていた」とパク監督が語るとおり、登場人物たちが流ちょうな日本語で「わしに何を下さるか」「望むものなら何なりと」と対話するシーンや、春画も一瞬登場する。本作は三重県でも撮影が行われており、日本の観客にどのように受け入れられるか、注目を集めている。

 ポスターでは、し烈なだまし合いを象徴するように、男性陣が女性陣の肩や頭をつかんでいる。そんななか、スッキと秀子が手を固く握りしめている姿が、2人の間に芽生える絆を表している。

 「お嬢さん」は、2017年3月に全国公開。R18+(18歳未満入場不可)指定。