海老蔵演じる最強の刺客・閑馬永空場面写真
 - (C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会

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 木村拓哉主演のアクションエンターテインメント『無限の住人』(2017年4月29日公開)で、市川海老蔵演じる最強の刺客・閑馬永空(しずま・えくう)の劇中写真が公開となり、まるで別人のようなロン毛姿がお披露目となった。

 閑馬永空(しずま・えくう)とは、福士蒼汰が演じる天津影久(あのつ・かげひさ)率いる剣客集団“逸刀流”の一人で、不死身の肉体を持つ万次(木村)を追い込む役どころ。トレードマークの丸刈りを封印し、原作のキャラクターに忠実に変身しており、自身のブログで「劇中で私、髪の毛長いんですが、撮影しばらくしたら、あのロン毛の髪の毛の木村さんから、海老蔵ロン毛もいけんじゃん!と褒めてもらった、嬉しかった(笑)」と書き記しているように、その成り切りぶりはキムタクのお墨付き。青白く、眼光鋭い人間離れした風貌が印象的だ。

 キムタクとの対決シーンの撮影にあたって、海老蔵は「木村拓哉さんとは映画では今回が初めての共演となり大変光栄でした。映画の中では不死身の万次を窮地に追い込むほどの強い役でしたので、脚本を読んだ時から木村さんと対峙するシーンをどう演じるのか何度もシミュレーションし、冬の京都で、極寒の中何カットにもわたるアクションシーンの撮影に臨みました。木村さんとの1対1の真剣勝負のお芝居は、緊迫した空気が張り詰め、久しぶりの映画の現場でとても刺激的でした。完成がどうなっているか僕自身本当に楽しみです」と役への強い思い入れ、キムタクと過酷な現場をともにした手応えを振り返っている。

 映画『無限の住人』は、1993年から2012年に「月刊アフタヌーン」(講談社刊)で連載され、累計発行部数750万部を突破した沙村広明・著の人気コミックに基づき、永遠の命を生きる伝説の剣士・万次の数奇な運命を描く物語。「ジョジョの奇妙な冒険」の実写化も話題の三池崇史監督がメガホンを取り、キムタク、海老蔵、福士のほか杉咲花、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、田中泯、山崎努らそうそうたる顔ぶれが集結している。(編集部・石井百合子)