脚本を読んですぐに本作に関わりたいと思ったヘイリー・スタインフェルド

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 注目の若手女優ヘイリー・スタインフェルドが、新作『ジ・エッジ・オブ・セブンティーン(原題) / The Edge of Seventeen』について、製作者ジェームズ・L・ブルックスと共に11月17日(現地時間)ニューヨークのAOL開催のイベントで語った。

 父親を亡くした高校生ナディーン(ヘイリー)は、学校の人気者の兄ダリアンとそんな兄ばかり寵愛(ちょうあい)する母親と暮らしていたある日、唯一の親友クリスタが兄と付き合いだしたことで、クリスタとの関係がギクシャクし始める。ケリー・フレモン・クレイグが脚本兼監督を務めた。

 映画『アンソニーのハッピー・モーテル』でウェス・アンダーソンを見出したジェームズは、今作でのケリーの発掘について「読んでいた脚本の中間点で、脚本家の新たなボイス(声)を聞いた気がした。それは誰もケリーのようには(脚本を)執筆できない、唯一無二のボイスだった」と答え、一方ヘイリーは脚本について「脚本を読んですぐに関わりたいと思って、2時間会話をするオーディションに参加した。その中で、わたしの高校時代(ホームスクール)の体験を語ったの。もっとも(小さい頃から女優業をする)わたしは他の高校生の体験とは異なるけれど、同学年の高校生との共通点はあったわ」と明かした。

 ナディーンについてヘイリーは「ナディーンは、『わたしは誰なの? 何が得意なの? わたしはこの世界に居場所があるの? どうやって(他の高校生たちに)溶け込めるの?』などの質問を、家を出る前から自分に問いかけているような高校生。実は、わたしもこの2、3年その答えを探していたから、そこがこのキャラクターに共通点を感じるところよ」と答えた。

 ジェームズは監督・製作者として時間をかけて作品に関わるが、その作品群を選ぶ決め手について「僕はテレビ界(テレビシリーズ『ザ・シンプソンズ』の製作総指揮)の男で、脚本を毎週執筆しているような感覚だが、映画はまるでマラソンだ。何度か機会が与えられて、毎作ごとに良い作品を作ろうとしている。実はヘイリーがキャストされるまで3年半かかったんだ。もし彼女がキャストされなかったら、おそらく映画は作っていなかった。なぜなら、これほど時間をかけても、良い作品を製作しなければ意味がないからね」とこだわりを語った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)