あらゆる細胞や組織になり得るES細胞(胚性幹細胞)から、精子のもとになる細胞の作製に成功したと、京都大学医学研究科の斎藤通紀教授の研究グループが2016年12月7日、大学ウェブサイトで発表した。

作製した細胞を生殖能力がない成体マウスの精巣に移植したところ、精子を作り出し、子どもが生まれたという。また、作製した細胞は長期間にわたって培養できた。

発表資料によると従来の研究では、精子のもとになる細胞は、生後7日までのマウスの精巣内でしか精子を作り出せず、長期の培養もできなかった。今回の研究ではこの2つの課題を解決した。今後は、男性不妊や遺伝病の原因究明への応用が期待される。