「大岡越前スペシャル」にゲスト出演する加藤剛

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NHK BSプレミアムで'17年1月3日(火)に放送されるBS新春時代劇「大岡越前スペシャル」の試写会・取材会が行われ、主演の東山紀之の他、ミムラ、松原智恵子、加藤頼、津川雅彦、そして加藤剛が登壇した。

【写真を見る】本作で親子共演を果たす加藤剛と加藤頼。加藤頼は終始目を潤ませて感動した様子

今回のスペシャルは、'17年に大岡忠相が江戸南町奉行に就任して300年目となることを記念したSPドラマ。'13年から第3シリーズまで放送された「大岡越前」で大岡忠相を演じた東山と、30年にわたり大岡忠相を演じてきた加藤剛が老骨の武士・風間五郎左衛門役で共演することが話題になっている。

今回の出演について東山は「月曜夜8時の放送を見て、夕方の再放送も見てきた加藤剛さんの『大岡越前』を、まさか自分がやれるとは思わなかったし、いつも演じる時は『加藤剛さんだったらこうするだろう』『こういう顔をするだろう』ということを常に思いながら『大岡越前』をPart3までさせていただきました。今回剛さんが出ていただけるというのは、ご褒美を頂いたなと思っております」とコメント。

加藤剛は「(自身の)『大岡越前』が終わったのは10年前ですか、久しぶりの京都の撮影所で、おなじみのスタッフ、共演者の方で、本当に懐かしいという気持ちがいっぱいでした。ロケーションをする場所も、京都の神社、お寺などたくさんの所で撮影をやっていましたので、そういう所に行ってもとても懐かしく感じました」とうれしそうに語った。

“東山紀之版”「大岡越前」で同心・片瀬堅太郎を演じてきた加藤頼は、今回加藤剛と親子共演。加藤剛の全ての撮影現場を見守ったという加藤頼は、「『大岡越前』という作品は、物心ついた頃から自分の家で見ていた作品で、加藤家にとっては生活の一部のような作品でした。

その作品に、東山さんが『大岡越前』をなさるPart1から出させていただきまして、ようやくわれらが“お奉行”東山さんに仕える同心としての立場が、自分の中でもつかめてきたかなと思う時に、父とこの作品で共演できたということは、一役者としても息子としても本当に幸せな時間だったなと思っています」と感極まった様子を見せた。

松原は加藤剛との共演について、「私もいつまでも仕事ができて、時代劇ができる女優でありたいと思いますので剛さん、これからも頑張っていっぱいお仕事をお願いします! 私自身も剛さんの仕事ぶりに向かって頑張っていけると思います」と語り掛け会場を沸かせた。

ミムラも、「加藤剛さん演じられる役は、追われる立場で厳しい状況に置かれることが多かったですが、隠していた隙間から、スッと優しさとか慈愛が漏れたときに、加藤さんのお顔に優しさと年齢を重ねられたからこその柔らかく透き通った感じというのは鳥肌が立ちました。その瞬間の笑顔が見られて良かったです」と笑顔で答えた。

津川は「今回剛ちゃんとは絡みがなく残念です」と共演シーンがなかったことを悔しがりつつも「30年いろんな剛ちゃんと共演してきましたので、時代劇だけでなく現代劇もすてきでした。『僕、津川さんみたいなスケベな役もやりたいんだよ』と言われたことがありますが、剛ちゃんは鼻筋が真っすぐだから…背筋が通って良い男で整った容姿だから、東(山)もそうですが、スケベな役というのはできにくいんですよね。だから剛さんはカッコいい役を貫いていってほしいと思います」とエールを送った。

今回の作品では、東山と加藤剛は白洲で裁き裁かれる立場として対決シーンが見どころの一つとなっている。

そんなシーンについて、東山は「緊張するのかなと思っていましたが、ある程度の覚悟というか、スイッチが随分前から入っていたので、ドキドキというよりはワクワク感がありました。

加藤剛さんがおやりになるということで、ナレーターのてらそままさきさんや、里見浩太朗さんやどんどん先輩さんが来られて、僕はその中で加藤さんを裁かないといけないという状況下に置かれたときに、だんだん緊張してきました(笑)。でもなかなかない機会でもありますし、思いきって胸を借りようと思いました」と振り返った。

そして、「中学校の修学旅行で、京都の撮影所、大岡越前のセットで大岡越前のまねをして座ったことがあります。まさか本当に自分が大岡越前になって、加藤剛さんを裁くなんて…死ぬ間際に走馬灯のようにいろんなこと思い出すといいますが、裁いている最中にそういうのがよぎりました」と特別な思いを吐露した。

加藤剛は「白洲に座って裁かれるということは初めてなものですから(笑)、大岡越前というのはこういうふうに見えるんだと初めて分かりました。あそこに座らされたら、本当のことを言わなければならないという気持ちになることを実感しました。東山さんの『大岡越前』のテレビでずっと見ておりました。正義感のある、温かい、優しい大岡忠相を演じていらっしゃる。とてもうれしく思いました」と東山を賞賛。

また、加藤頼は「子供の頃から見ていた『大岡越前』で、父親が演じているイメージがずっとありましたが、'13年の『大岡越前』を東山さんが演じられると新聞の記事で知った時は正直複雑な心境がありました。自分の父の格好を少年隊の東がするという…」と告白し、会場が笑いに包まれた。

続けて「でもそこからPart1が始まってすぐに、東さんのお人柄や、周りを支えている豪華な出演者陣のチームワークがあり、すぐにわれらがお奉行になりました」と現場の印象を明かした。

加藤剛と東山の白洲での対決を見守るシーンでは、「あそこは両脇に座っている突這(つくばい)同心と言うんですが、あんまりせりふを言ったりする役ではありません。視聴者の方の代弁をする役なのですが、素直に『お慈悲あるお裁きをしてほしい』と思いながら、感情移入していました。京都という現場で父と一緒にする中で、父がどれだけスタッフの皆さんに愛されていたか、役者となった今だからこそ感じられるのが幸せでした」と答えて、会場を感動させた。