6日、愛知県の名古屋市地下鉄で、無料で貸し出された傘12万本が戻ってきていないことが分かり、中国のネットユーザーも注目している。

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2016年12月6日、愛知県の名古屋市地下鉄で、無料で貸し出された傘12万本が戻ってきていないことが分かり、中国のネットユーザーも注目している。

名古屋市地下鉄が54年前から「友愛の傘」として行っているこの活動では、85の駅で乗客が傘立ての傘を自由に借りることができる。しかし、現在ではほとんど傘が入っていない駅もあり、担当者によるとこれまでに企業や団体などからの寄付で設置した12万本余りの大半が戻ってこない状態だという。なお、地下鉄には傘の寄付が続いているため、今後もこの活動は続けていくとのことだ。

日本の報道を引用して伝えた中国の小メディアは、日本のネットユーザーの反応も紹介しており、「恥ずかしい」「性善説なんか信じてるやつはばか」「貸し出し用とか明記しておいたのか。もらったと思ってる人が多いのでは?」「俺は名古屋にいた時返していた」「他の地域でも同じことをして失敗してるのに、なぜやろうとするのか」など、さまざまなコメントが並んでいる。

一方、「日本人の素養は高い」という報道を目にしてきた中国のネットユーザーからは、「日本人が借りたものを返さないなんてうそでしょ」「便座だって持ち去ろうとするんだ。中国人観光客が持っていったに違いない」「日本人は民度が高く、お金が落ちていても拾わない。絶対に中国人がやったんだ」といったコメントが多数を占めている。

このほか、「京都にいた時、地下鉄の駅から出ようとしたら大雨が振っていた。どうしようかと困っていたら、傘を差したスーツ姿のお兄さんが地下鉄に入っていく時に、閉じた傘を手渡してくれた」といったエピソードや、「上海地下鉄でも同じことをやったことがあるが、あまりになくなるもんだから1週間で中止したんだ」といったコメントが寄せられている。

中国各地の地下鉄でも、これまで「愛心傘」という傘の貸し出し運動が行われてきたが、返却されないケースが大半のようで、貸し出す際に保証金を預けたり、氏名と住所、電話番号を残していくという方法がとられたこともあった。雨の日に借りた傘を晴れの日に返却しにいくのはおっくうなものだが、相手の善意には善意で応えたいものだ。(翻訳・編集/北田)