6日、長寿大国の日本で高齢者犯罪が増加している。老後はバラ色になるはずだったのに、鉄格子の中で過ごす羽目になるケースも少なくない。資料写真。

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2016年12月6日、中国紙・参考消息(電子版)によると、CNNはこのほど、長寿大国の日本で高齢者犯罪が増加していると報じた。老後はバラ色になるはずだったのに、鉄格子の中で過ごす羽目になるケースも少なくない。

第1次ベビーブームで生まれた「団塊の世代」の犯罪が、ここ10年ほどで急速に増加している。1995〜2005年と比べると、05〜15年は犯罪率が倍増していることが、警察庁の調べで明らかになった。第2次世界大戦中から大戦直後に成長した現在の高齢者は、道徳心が弱く、良心の呵責(かしゃく)もあまり感じない世代だという。

高齢者の多くは一人暮らしで、帰属意識が希薄になっている上、人としての価値観も実感しにくくなっている。さらに、加齢によって羞恥心も低下していく。高齢者が犯すのは多くが軽微な罪ではあるが、殺害や暴行事件も増加傾向にある。

昔は高齢者といえば“枯れた存在”だったが、現在は精神的にまだまだ若く、精力もあふれている。しかし、「それを発揮する場がない」と専門家は話す。収監される高齢者が急増していることを受け、政府は新たな刑務所の建設を検討しているが、収監は寝食が確保されることにもなり、収監される高齢者を増やしかねないと、専門家は懸念を示している。

増える高齢者とその犯罪、そして収監者の増加は、日本にとって難問となっている。(翻訳・編集/岡田)