黒人少年の半生を切り取る

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 オスカーの前しょう戦のひとつとして知られる第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞で作品賞・監督賞ほか最多4部門を制した「MOONLIGHT」が、「ムーンライト」の邦題で2017年に日本公開されることが決定した。

 ブラッド・ピットの製作会社で、「それでも夜は明ける」などで知られるプランBエンタテインメントが手がける今作は、米マイアミの貧困地域で暮らす内気な少年の心の成長を3つの時代構成で描いている。第26回ゴッサム・インディペンデント・フィルム・アワードでも作品賞・観客賞ほか最多4部門に輝いており、賞レースを席巻中だ。

 ピットがエグゼクティブプロデューサーを務めるほか、麻薬常習者である主人公の母親を「007」シリーズのナオミ・ハリス、主人公の心の支えとなる麻薬ディーラーを人気ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」や「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」で知られるマハーシャラ・アリが演じている。

 「スポットライト 世紀のスクープ」や「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」など、作品賞を受賞した作品がアカデミー賞でも作品賞を戴冠していることで知られるインディペンデント映画の祭典、第32回インディペンデント・スピリット・アワードにも最多タイとなる6部門でノミネートを果たしており、これまでの受賞歴を見てもオスカー受賞が有力視されている。海外版ポスターは、3つの時代の主人公をコラージュしており、孤独感をたたえたまなざしが印象を残すデザインとなっている。

 「ムーンライト」は、17年に日本公開。