もしや舐めると美味しい?

英国では今秋、ウィンストン・チャーチル元首相が描かれた新たな5ポンド札の流通がスタートしました。最大の特徴は、ポリマー紙幣とよばれるプラスチック製のお札になっていることでしょう。この新紙幣を使ってレコードを鳴らす人が居たように、紙のお札よりも硬く丈夫になりました。たとえ水に濡れても破れにくく、汚れに強いですし、偽造対策の新技術も満載と好評だったようなのですが…。


ポリマー製の5ポンド紙幣のベースには、わずかながらポリマー粒子に獣脂が含まれる仕様となっています。


Washington Postによると、Bank of Englandが一部の問い合わせに対して、このような驚くべき情報を提供したため、いま騒然となっているようです。えっ、新紙幣には動物から取られた油脂が使われているですって?

どうやらポリマー紙幣の内部は、油脂を含む構造となっていることが明らかにされました。これは機械などに紙幣を通すとき、滑りをよくするための構造なんだそう。

ところが英国内には、宗教上の理由や動物愛護のため、菜食主義者も少なくないことから「牛や豚などの動物たちから搾り取った油脂を用いてお金を作るだなんてトンでもない!」という声も多いようです。

すでに、新紙幣製造に動物性の油脂を用いることをヤメるよう求める署名活動が、Change.orgにてスタートしており、5万を超える署名が集まって、まだまだ大幅に増える見込みなんだとか。

一方イングランド銀行は、ポリマー紙幣の好調な滑り出しを祝い、すでに10ポンド札や20ポンド札もプラスチック製の紙幣へと新調する計画を進めています。果たして、動物愛護家やベジタリアンの願いは、これから本当に聞き入れられるものなのでしょうか〜。


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source: Washington Post, Bank of England

Matt Novak - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)