尾野真千子、斎藤工、
永瀬正敏、水原希子らが出演 (C) TOTSU,SOLID FEATURE, DAIZ, SHAIKER, BBMEDIA,GEEK SIGHT

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 1995年に解散した伝説のパンクバンド「THE BLUE HEARTS」の名曲を、李相日ら6人の監督が映像化したオムニバス映画「ブルーハーツが聴こえる」が完成し、現在クラウドファンディングサイト「Makuake」で劇場上映のための資金援助を募っていることがわかった。

 同作は、各作品を取りまとめていた製作幹事会社の運営が立ち行かなくなり、一時は公開中止の危機に陥った。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭での特別上映など、多数の映画祭の協力により来春公開の可能性が出てきたが、現段階では上映資金が足りていないという。

 メガホンをとったのは、「怒り」の李監督をはじめ、飯塚健(「風俗行ったら人生変わったwww」)、下山天(「L エル」)、井口昇(「スレイブメン」)、清水崇(「呪怨」シリーズ)、ミュージッククリップやショートフィルムの企画・演出・プロデュースを手がけてきた工藤伸一の6人。同バンドの楽曲を自由な解釈で映像化し、笑いと涙が詰まった個性あふれる6つの作品をつくり上げた。

 キャストは、各作品ともに豪華な顔ぶれが結集。「ハンマー(48億のブルース)」(飯塚監督作)は尾野真千子、「人にやさしく」(下山監督)は市原隼人、高橋メアリージュン、浅利陽介らが出演。「ラブレター」(井口監督)は斎藤工、要潤、山本舞香、「少年の詩」(清水監督)は優香、新井浩文、「ジョウネツノバラ」(工藤監督)には永瀬正敏、水原希子、「1001のバイオリン」(李監督)には豊川悦司らが顔をそろえる。

 清水監督は、「ブルーハーツを浴びて育った6人の少年たちが、今オッチャンになって尚、社会や大人へ叩きつけたい、時代と世代を超えたやりきれない想いが宿っています」と、同バンドへの思いを明かす。一方の飯塚監督も「ブルーハーツしか聴こえない、と言っても過言じゃない思春期を過ごし、大人になり、いや、なれてないかも知れないけど、そのブルーハーツの楽曲をモチーフに物語を紡ぐというオムニバス映画、『ブルーハーツが聴こえる』に参加させていただきました」と熱く訴える。そして、李監督は「ブルーハーツに与えられた多くの感情を、この映画に込めました。どうか、我々に、力を貸してください」と呼びかけている。

 クラウドファンディングは12月7日から2017年2月15日まで実施。支援者には、各作品エンドロールへの名前のクレジット、先行試写会に招待といった特典が用意されている。詳細は「Makuake」(https://www.makuake.com/project/the-blue-hearts/)で発表されている。