「ガラパゴス」日本には、まだまだ世界があっと驚く良い技術や文化が眠っている。それを捨てて「世界に通用する製品」を作ろうとする昨今の日本の風潮は、むしろ失敗につながる可能性がある

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原作者が大喜びした
ある日本人ネット絵師の絵

 11月下旬より、映画「ファンタスティック・ビースト」が世界同時公開になった。筆者の住むマレーシアでも公開となり、大ヒットしている。ご存じの方も多いと思うが、これは、世界最高販売部数を誇る「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフストーリーで、英国人魔法生物学者が世界を旅する冒険譚だ。

 ハリー・ポッターの時代からさかのぼること約70年、のちにポッターの通う魔法学校「ホグワーツ」で使われる教科書『魔法生物とその生息地』を著すことになる、魔法生物学者、ニュート・スキャマンダーが主人公だ。

 彼は保護している魔法動物をアリゾナに返すために、ニューヨークにくるが、そこで彼の保護している魔法生物たちが逃げ出してしまい、その回収に四苦八苦する。一方、ニューヨークでは、人知を超えた不気味な現象が頻発していた、という物語だ。

 ハリー・ポッターと同じ世界観が引き継がれ、原作者であるJ・K・ローリングはもちろん、プロデューサーも監督も美術もハリー・ポッターシリーズ後期と同じ人々によって創られている。筆者も観たが、一級のエンタテイメントムービーとして大いに楽しんだ。

 今回は脚本も自ら執筆しているJ・K・ローリングが、公開直後、自身のツイッターで、日本人のアマチュアイラストレーター、通称「絵師」といわれている人の描いたファンアート(イラスト)を紹介し、「I love so much」とコメントした。それだけではなく、しばらくの間は固定ツイートとしてトップに表示させていた。

 このイラストは、ファンタスティック・ビーストの主人公であるニュートが、ハリー・ポッターとおぼしき少年とすれ違いざまにハイタッチしている画で、主人公の交代を比喩したものだった。

 このイラストは世界中のファンタビファン、ハリポタファンから反響を呼び、「こんなに美しい絵は見たことがない」「素晴らしい」など、絶賛のコメントとリツイートが並んだ。

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