日本ハムのブランドン・レアード【写真:田口有史】

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パ本塁打王が侍ジャパンのライバルに? 巨人クルーズの名前も

「寿司男」が侍ジャパンの世界一奪回を阻むのか…。日本ハムのブランドン・レアード内野手が、来年3月に行われる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でメキシコ代表入りすると、ESPNスペイン語版が報じた。

 レアードはメキシコ系アメリカ人で、WBCメキシコ代表入りの資格を持っている。来日2年目の今季は2年連続で全試合に出場し、打率.263、97打点。さらに、39本塁打を放って自身初タイトルとなる本塁打王に輝いた。広島との日本シリーズでは第6戦での満塁弾を含む3本塁打でシリーズMVPに選出。ベストナインにも選ばれた。

 記事によると、メキシコ代表では、すでにドジャース主砲のエイドリアン・ゴンザレス内野手、ナショナルズのオリバー・ペレス投手、ブルージェイズのロベルト・オスナ投手の出場が確定。また、エドガー・ゴンザレス監督が、レアードと共にアスレチックスのクリス・デービス外野手、ナショナルズのダニー・エスピノーザ内野手、ジャイアンツ傘下マイナーのラミノ・ペーニャ内野手、そして巨人のルイス・クルーズ内野手の名前を挙げたとも伝えている。

さらに好投手が続々メキシコ代表入りする可能性も

 また、ブルージェイズで最優秀防御率に輝いたアーロン・サンチェス投手、マルコ・エストラーダ投手、ドジャースの若手左腕フリオ・ウリアス投手、オリオールズの先発右腕ヨバニ・ガヤード投手、ブレーブスの左腕ジェイミー・ガルシア投手、マーリンズの抑え右腕A・J・ラモス投手らも代表入りする可能性があるという。

 10月にはキューバ出身のヤシエル・プイグ外野手もメキシコ代表として出場を望んでいると大リーグ公式サイトが伝え、11月の侍ジャパンとの強化試合では楽天のジャフェット・アマダー内野手もメキシコ代表入りしていた。

 メキシコ代表は第1ラウンドD組。第1ラウンドB組の侍ジャパンと対戦するとなれば、舞台を米ロサンゼルスに移す準決勝以降となる。世界一をかけた大舞台で、あの“寿司パフォーマンス”が見られるのか注目だ。