美味しいものを食べていると、とっても幸せな気分になりますよね。箸が止まらずついつい食べ過ぎてしまうなんてことも。昔から健康のためには腹八分目が良いと言われますが、これは単なる言い伝えではありません。科学的にも証明されている究極の健康・美容法なんです。

食べ過ぎちゃうのはなぜ?

なぜ私たちは食べ過ぎてしまうのでしょうか。空腹になると何か食べたくなるのは自然なことで、それは体が活動するためのエネルギーを欲しているからです。
しかし私たちは、車にガソリンを入れるように、補給した量を数値で確認しながら食べるわけではありませんよね。食べる量というのは、なんとなく食べたいからと、あいまいに決めてしまうことが多いです。

実は量を決めるのには心理的影響が大きく働いています。人間というのは、目の前に出された食べ物は、全部たいらげようとする心理が働くそうです。食べながら量を調節するのが苦手、そして途中で食べるのをやめて残すのも苦手なんです。
またストレスや不安、怒りなど、マイナスの心理が強くなると、過食へ向かう傾向があるそうです。

腹八分目が良い理由

腹八分目が体に良い理由はもちろん、肥満を防ぐことです。しかしこれまで様々な実験が行われてきた結果、食事を腹八分目にしてカロリー摂取を抑えることで、健康上の利点をもたらすことが分かってきました。カロリー摂取を控えると、体脂肪や血糖値、血圧、コレステロール値などを下げることにつながり、病気にかかるリスクを減らし、寿命をのばすことが明らかになっています。

また人間にはサーテュインと呼ばれる酵素が、ある遺伝子から作られています。サーテュインには細胞の老化を防ぐ働きがありますが、加齢にしたがって働きが鈍くなり、やがて止まってしまいます。しかしカロリーを制限するとことでサーテュインを活性化し、その働きをより長い間保つことができるのだそうです。つまりカロリー制限をすることで体を若く健康に保つことができるのです。

腹八分目ってどのくらい?

腹八分目といわれても、どれだけの量を食べたらよいのか分かりにくいものです。年齢や性別により必要な総カロリー量は異なり、また毎日の活動量によっても人それぞれ違ってきます。腹八分目とは、まだお腹に余裕があるけれど、お腹の空腹感がなくなったときを目安とすると良いでしょう。

ところでカロリー制限で気をつけるべきことがあります。カロリーを減らしすぎると反対に病気のリスクが高くなるということです。腹八分目とはだいたい1日の総カロリーが1600Kcal程度と考えると良いでしょう。腹八分目で食べるのが難しいという方は、食べる内容を変えることで、特に脂質を控えめにすることでカロリー摂取量を下げることができます。肉の脂身を避けたり、脂っこいものを減らし、代わりに野菜のたっぷり摂ることで満腹感を得ることができます。

日本人は欧米人に比べれば、1日のカロリー摂取量は低いのですが、年々脂質の摂取量が増加傾向にあるそうです。食生活が変化し外食する機会が増えたことが原因だそうです。脂質を取りすぎていないか、気をつけてみてくださいね。


writer:Akina