BMWを盗んだ泥棒、遠隔からドアロックされあえなく御用。コネクテッドサービスの追跡情報で居所もすぐ把握

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最近のハイテク化された自動車は、みずから車泥棒を捕まえるという隠し機能を備えています。米シアトルで発生した自動車盗難事件は、その盗まれた車自身が泥棒を内部に閉じ込めて即席留置場となり、みごと一件落着となりました。

盗難の被害にあったのはBMWのミドルクラスセダン550i。この車のオーナーは前日に結婚式を挙げて留守だったため、友だちが車を借りていました。ところがその友だちはあろうことか車内にキーを置いたまま駐車場を離れており、車を物色していた泥棒にまんまと盗まれてしまったとのこと。

翌日の早朝になって、車がないことに気づいた友だちは警察に通報。すると警察はBMWに連絡をとり、550iが備える通信機能にアクセスして車の居場所を割り出しました。現場に到着してみると、盗まれた550iはエンジンがかかった状態で路上駐車しており、中では車泥棒が高いびきで眠っていたとのこと。

警察から指示を受けたBMWは、遠隔からこっそりドアロックをかけて犯人が出られないよう細工。警察に起こされた犯人は逃走をはかることもできずにあえなく御用となりました。

もちろんこの事例では550iのエンジンをかけっぱなしで車内で寝込んだ犯人がマヌケだったというほかありませんが、近年の自動車はたとえ盗み出すことに成功しても遠隔から追跡が可能になっている場合もよくわかります。またこの事例のように遠隔操作で閉じ込められる可能性もあるということを考えると、車泥棒には厳しい世の中になったといえそうです。

一方、車のオーナーが心に留めて置かなければならないのは、この遠隔操作技術をハッカーに悪用される可能性もあるということ。すでにホワイトハッカーによる実験ではそれが可能なことが証明されています。