6日、このほど、中国の小メディアが「『君の名は。』を見に行くことは国を愛していないことになるのか?滑稽だ」と題する記事を掲載し、ネットユーザーがコメントを寄せている。写真は中国上映。

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2016年12月6日、中国のネット上で「日本」といえば必ずセットになるのが「愛国」や「売国」。このほど、中国の小メディアが「『君の名は。』を見に行くことは国を愛していないことになるのか?滑稽だ」と題する記事を掲載し、ネットユーザーがコメントを寄せている。

新海誠監督のアニメーション映画「君の名は。」は、日本での興行収入が199億円を突破し、宮崎駿監督の「ハウルの動く城」を抜いて日本映画歴代2位となった。中国でも今月月2日の日付変更と同時に映画館には観客が詰め掛け、初日の興行収入は12億円。公開から4日ですでに50億円に迫る勢いを見せている。

記事は、こうした状況に一部の「憤青(愛国・反日思想が顕著な若者)」から「日本映画を見に行くのは愛国心がない」という声が上がっていることについて、「これが初めてではない。外国製品を買うのも、外国の映画を見るのも、海外旅行に出かけるのも“愛国心がない”と言われる」とし、「ボイコットは愛国ではない。二つを並べた時により良い方を選択するのは当然である」と、特にネット上に現れる極端な愛国・反日思想を批判している。

これに対して、中国のネットユーザーからは「(憤青は)金を払って国産映画を見ろっていうのか?申し訳ないがそんな時間も気もない」「愛国心はありません。だから見に行きます」「よくぞ言った」「芸術に国境はない」「日本車を破壊した頭のおかしな連中こそが最大の売国奴」「やっぱり『愛国で差は埋まらない』だな」「私たちがなるべきは愛国者であって義和団ではない」といったコメントが寄せられた。

記事は、「君の名は。」と同時期に上映されている「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」とティム・バートン監督の「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」、中国国産の「三少爺的剣」の3作品を合計しても「君の名は。」に届かなかったことを伝えた上で、「本当に心を込めて映画を制作しているかどうかは消費者には分かるし、興行収入にもそのまま反映される」と論じている。(翻訳・編集/北田)