5日、路上でやむを得ない状況に陥り飲酒運転をした男性に、韓国の裁判所が無罪判決を言い渡した。写真はソウル。

写真拡大

2016年12月5日、路上でやむを得ない状況に陥り飲酒運転をした男性に、韓国の裁判所が無罪判決を言い渡した。韓国・聯合ニュースなどが伝えた。

ソウル南部地裁は5日、道路交通法違反(飲酒運転)容疑で略式起訴されたイム氏に対し無罪判決を言い渡したことを明らかにした。イム氏は今年3月、酒を飲み代行運転手の運転で帰宅途中、車内で運転手と口論になった。怒った運転手は、イム氏が眠った隙に車を往復4車線の高架の路上に止めたまま立ち去ってしまった。目を覚ましたイム氏は車が道路の真ん中に止まっていることに驚き、やむを得ずそのまま約300メートルを運転し高架道を下りた路肩に車を止めた後、約2キロの道のりを歩いて帰宅した。

裁判所はイム氏の運転について「代行運転手のためにもたらされた危急の状況を避けるための行為とみられる」と説明し「緊急避難」に当たると判断、イム氏の行為を罰することはできないとした。韓国の刑法第22条(緊急避難)では、「自身あるいは他人の法益に対する顕在の危難を避けるための行為は相当な理由がある時には罰しない」と定められている。

判決を受け、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せた。

「この判決には共感する」
「当然でしょ」
「代行運転手への処罰はないの?」
「検察は控訴などせずに代行運転手を処罰すべき。他人の命まで危険にさらした行為だ」

「代行運転手がそこまで運転してたという事実は確認できたのかな?被告人が言い逃れに使っただけじゃないか?」
「目が覚めた時点で警察を呼ぶのが正しかったのでは?いくら何でも酒を飲んでハンドルを握るのはちょっと…」

「しかし代行運転手が逃げ出すなんて、どんな悪態をついたんだ?」
「起訴した検察は事故が起こってもよかったというつもりなのか?」
「酒を飲んで傍若無人に振る舞うやつは、このくらいの苦労はしなきゃ」(翻訳・編集/吉金)