Inc.:『習慣の力』の著者チャールズ・デュヒッグ氏は、すべての習慣は良習慣でも悪習慣でも根本的に同じで、次のように働くと述べています。まず、何らかのきっかけによって習慣を思い出し、通常のルーチンをこなし、何らかの報酬を得るという働きです。

すべての習慣が似ていることには、いい側面と悪い側面があります。悪い側面は、このような心理的ループから完全に抜け出すのがとてつもなく難しいこと。いい側面は、習慣を破ることは難しくても、すべての習慣が同様のパターンに従うため、別の習慣で置き換えることは一般的に可能であることです。たとえば、喫煙者が禁煙すると、衝動的にガムをかむようになるのはそのためです。タバコを吸いたいときにタバコに手を伸ばすという習慣を、ガムに手を伸ばすという習慣に置き換えているのです。

Facebookと読書に関しても、同様のことが言えます。『Design for Hackers』の著者デビッド・カダヴィ氏は、もっと読書をしたい人はFacebookの習慣をハイジャックすることを勧めています。たばこに手を伸ばしてしまう喫煙者と同じように、定期的に不安を感じて何も考えずにFacebookを開いている人が多いのではないでしょうか。そのFacebookの代わりに本を開いてみてはというのがカダヴィ氏の提案です。

以下に、彼の提案を引用します。

ハードルを下げる


読書をFacebookと同じように楽しめないのには理由があります。それは、本を開くことの精神的ハードルが高いこと。そのため、数分の空き時間程度では本を開くことを止めてしまいます。ですから、まずは少しずつ本を読むことを自分に許可する必要があります。


きっかけをハイジャックする


Facebookを見たいと感じたら、ケータイではなく本に手を伸ばしましょう。電子書籍はケータイなどのデジタルデバイスを使うので誘惑が強いため、最初は紙の本がベターです。ケータイを使うのであれば、アイコンの位置を見直し、FacebookよりもKindleのアイコンを目立たせるようにします。


行動を置き換える


さあ、本を読みましょう! まず、本のページをめくって読み始めます。読書のハードルを下げることを忘れないでくださいね。最初は小さなセクションに分かれている本がオススメです。

ほんの2週間もすると、読書量が多くなるのはもちろん、読書家である自分に投資している感覚が出てくるため、新習慣がさらに強化されます。なるほどと思ったあなた、試してみない手はありませんよ。

SNSは今まで通り続けたい人は、読書時間を生み出すその他の方法も試してみてくださいね。


An Incredibly Clever Hack for People Who Want to Read More Books | Inc.

Jessica Stillman(訳:堀込泰三)
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