争い続けるウォルマートとアマゾン、平均給与はどちらも高水準

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ウォルマートは高度な技能を必要としない従業員たちに対し、最低賃金をほんのわずかに超える給料しか支払っていない。

一方で同社は、戦略を立て、ブランドを売り込み、事業を運営し、効果的にアマゾンと競争するための役割を果たせる高度なスキルを持った人たちには、彼らを採用し、雇用し続けるために多額の報酬を支払っている。

米求人・キャリア情報サイトのグラスドアが11月末に更新した新たな情報によると、例えばウォルマートの市場管理担当の責任者は年収が基本給で17万6,000ドル(約1,989万円)、製品開発担当の責任者は20万ドル(約2,260万円)となっている。

最低賃金の引き上げを求める活動団体、「ファイト・フォー・フィフティーンダラーズ(Fight for $15、15ドルのための闘い)」が求める最低賃金の5〜7倍に当たる金額だ。また、電子商取引部門は初任給でも、年収14万9,000ドルになる人がいるという。

こうした賃金水準から、ウォルマートは2016年の最も給料が高い米国企業25社に入っている。最大の競争相手であるアマゾンも、このランキングに名前が挙がる企業の一つだ。


売り上げの伸びの低迷とその他小売業者との競争に直面するウォルマートの経営陣は、電子商取引部門の拡大を事業戦略の最優先課題に挙げ、取り組みを進めてきた。

ウォルマートがソーシャルメディア・プラットフォーム開発企業を買収して立ち上げた「@ウォルマートラボ(@WalmartLabs)」は2013年、トービット(Torbit、クラウドベースのサイト高速化サービス)やインキル(Inkiru、ビッグデータの解析・予測プラットフォーム)、ワンオプス(OneOps、クラウドベースの自動化技術)、テイスティラボ(Tasty Labs、アプリ開発)、アドケミー(Adchemy、商品検索サービス)といった複数のスタートアップを買収した。

ただし、それでもウォルマートは依然として、主要な指標においてアマゾンを上回ることができないままだ。