めまいや立ちくらみなど、健康面で心配なのが“貧血”と思いがちですが、貧血になるとお肌や髪が乾燥しやすくなったり、ツヤが失われたりといった美容面でも悪い症状が出てしまいます。最近何となく顔色が冴えないとか、化粧ノリが悪いと思ったら、貧血が原因かもしれません。

こんな症状があったら“貧血”を疑って!

貧血は赤血球の大部分を占めるヘモグロビンという色素が不足している状態です。ヘモグロビンは酸素を体の隅々まで運び、代わりにいらなくなった二酸化炭素を回収します。ヘモグロビンが少なくなってしまうということは、体が酸欠を起こしている状態。次のような症状があったら貧血を疑ってみましょう。

●めまい、立ちくらみ
●動悸、息切れ
●頭痛、肩こり
●集中力の低下、倦怠感

「氷食症」は貧血が原因のことが多い!

もしかしたら、冬でもカフェで冷たい飲み物を頼み、グラスの中の氷までバリバリ食べてしまっていませんか? 氷が美味しくてたまらないのは氷食症という病気で、貧血が原因のことが多いのです。
どちらかというと男性よりも女性の方に氷食症が多いのは、女性の方が生理などで鉄分を失いやすく、貧血で悩む女性が多いのと無関係ではありません。氷を食べれば、体はさらに冷え切って血液の循環が悪くなってしまいます。自分が氷食症かなと思ったら、貧血の検査をしましょう。

“貧血”はお肌にも起きている!

貧血の症状が起きているのは体だけではありません。もし、アナタが貧血なら、お肌も貧血状態になっているということです。肌に必要な酸素が運ばれないと、肌細胞の代謝が落ちてしまいます。
ターンオーバーが乱れてしまうので、肌がガサガサになりやすく、シミやニキビなどの肌トラブルの原因にもなってしまうのです。何となく顔色が冴えないというのも、肌に酸素が足りていない証拠です。

“貧血”を治すには食事を見直すことから!

貧血で悩む方の多くが、鉄分不足が原因の「鉄欠乏性貧血」です。鉄欠乏性貧血の場合、意識して鉄分の多い食事を取ることで解消することができます。
鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄がありますが、吸収率が高いのはヘム鉄です。ヘム鉄は肉類や魚介類に多く含まれるので、レバーやモモ肉、カツオ、サンマなど動物性タンパク質を多めに取りましょう。もちろん、ほうれん草や大豆製品、牛乳など非ヘム鉄を含む食品をコツコツ食べることも大切です。鉄分はビタミンCと一緒に摂ると吸収されやすくなるので、野菜やフルーツなどを一緒に食べるといいですね。


writer:岩田かほり