辞書や教科書などの出版社として知られる三省堂辞書を編む人たちが選んだ「今年の新語2016」が発表されました。

2016年の選考結果|三省堂 辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2016」

http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/shingo2016/2016Best10.html

ユーキャン新語・流行語大賞は「現代用語の基礎知識」の読者アンケートを参考として、選考委員会(姜尚中さん・俵万智さん・室井滋さん・やくみつるさん・箭内道彦さん・清水均さん)がトップテンと年間大賞語を選び2016年は「神ってる」が大賞に選ばれましたが、一方でこちらの選者は「新明解国語辞典」編集委員の倉持保男さん、「三省堂国語辞典」編集委員の飯間浩明さん、「三省堂現代新国語辞典」編集委員の小野正弘さん。「今後の辞書に掲載されてもおかしくないもの」という基準で選ばれた言葉は、新語・流行語大賞とはちょっと異なった内容となっています。

大賞に選ばれたのは「ほぼほぼ」。「ほぼ」を重ねて、100%ではないものの「ほぼ」よりも100%に近い状態を表す言葉です。

以下は、

第2位:エモい(感情に訴えかけるようなことがあったことを示す)

第3位:ゲスい(卑しいこと)

第4位:レガシー(先人の遺物)

第5位:ヘイト(憎悪、対象を憎むこと)

第6位:スカーチョ(スカートとガウチョパンツのいいとこ取りをしたファッションアイテム)

第7位:VR(バーチャルリアリティ、仮想現実)

第8位:食レポ(食べ物・飲み物の感想を伝えるレポート)

第9位:エゴサ(「エゴサーチ」の略、自分の名前や自分に関連する事物の名称で検索を行うこと)

第10位:パリピ(「パーティーピープル」→「パーリーピーポー」→「パリピ」。クラブやイベントで楽しく騒いでいるような人)

選外:神ってる、チャレンジ、IoT

と続きました。ユーキャン新語・流行語大賞と共通したのは「神ってる」「レガシー」の2つでした。

ちなみに、2015年の大賞は「じわる」(「じわじわくる」の略)。以下、「マイナンバー」「LGBT」「インバウンド」「ドローン」「着圧」「言うて(ゆうて)」「爆音」「刺さる」「斜め上」、選外は「とりま」「エンブレム」の2つでした。

この企画は、飯間浩明さんが「国語辞典を作る者として、既存のものとは少し性格の違う『ことばランキング』をまとめてみたい」という考えから始めた「今年からの新語2014」が発展するような形で行われているもの。このときの結果は1位が「ワンチャン」で、以下「それな」「あーね」「安定の」「自撮り」「プロジェクションマッピング」「NISA」「危険ドラッグ」「〜み」「ぽんこつ」「壁ドン」でした。