日本と中国が東南アジアを中心に高速鉄道の受注競争を展開している。新幹線には高い安全性と信頼性という強みがある一方、中国高速鉄道は建設費などコストの安さが強みといえるだろう。(イメージ写真提供:(C)Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)

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 日本と中国が東南アジアを中心に高速鉄道の受注競争を展開している。新幹線には高い安全性と信頼性という強みがある一方、中国高速鉄道は建設費などコストの安さが強みといえるだろう。

 一方、中国メディアの中国経済網は5日、新幹線と中国高速鉄道にはそれぞれの強みがあるとしながらも、「技術と建設速度に強みを持つ中国高速鉄道こそ、世界でもっとも優れた高速鉄道システムだ」と主張する記事を掲載した。

 記事は、インドがムンバイとアーメダバードを結ぶ路線に新幹線方式を採用することを決定したとはいえ、「すべてにおいて日本の技術と作業員を投入すればコストが高く付きすぎる」と主張。日本は新幹線という確かな技術の高速鉄道システムを持つとしながらも、「総合的なコストで見れば中国高速鉄道には敵わないため、人的コストの安い労働者の投入が必要になる」と主張した。

 さらに、インドが新幹線方式を採用したことは「中国高速鉄道にとってプラスになる」と主張したうえで、その理由として「現時点で世界でもっとも競争力のある中国高速鉄道は、受注競争によってさらに磨かれることになるため」だと主張。

 また、インドで新幹線が採用されれば「中国高速鉄道との比較対象ができる」ことにつながり、新幹線と比較してみれば「中国高速鉄道のほうがより優れていることが容易に分かるようになるはず」と主張し、今後の受注競争において、「導入先により安いコストで、より良いサービスを提供できるのは新幹線ではなく、中国高速鉄道であることが明白になるはずだ」と主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Jaroonrat Vitoosuwan/123RF.COM)