TOYOTA GAZOO RACING FESTIVAL(以下TGRF)が11月27日に富士スピードウェイで開催されました。直前に季節はずれの大雪が降り、また当日も朝から濃霧が立ち込めるような悪天候にもかかわらず、入場者数は4万人と大盛況。

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SUPER GTではGT500がDENSO KOBELCO SARD RC F、GT300がVivaC 86 MC、ともにトヨタ系チームがチャンピオンを獲得。、スーパーフォーミュラーもINGINGの国本雄資選手がチャンピオン、全日本ラリーでもオーバーオールのJN6でグループのスバルがチャンピオンを獲得したほか、JN4、3、2の3クラスもトヨタ系チームがチャンピオンを獲得。さらに、ルマン24時間では23時間55分までトップと、今年のトヨタのモータースポーツは本当に強かった。

そんなトヨタがWRC世界ラリー選手権に復帰するとなれば、大注目されるのは必至。TGRFのオープニングセレモニーでは、WRC参戦マシンのヤリスが派手にドリフトを決めながら登場してきました。開発段階でお披露目してしまうというサプライズに観衆は驚きを隠せません。

ヤリスをドライブしたのは、WRC伝説のドライバーの一人であり、トヨタのWRCチームを率いるトミ・マキネン氏。

そしてコ・ドライバーはモリゾウ選手こと豊田章男社長!

レーシングスーツに身を包んだモリゾウ選手、スバルも含めたトヨタ系チームが勢ぞろいするウェルカムセレモニーの中央に立ち、TGRF開会の挨拶をします。

その姿はまさにTeam TOYOTAの頂点に立つドライバー。しかしモリゾウ選手は冒頭の挨拶だけのためにレーシングスーツを着ているわけではないのです。

 

富士スピードウェイの場内、ヘアピン前の駐車場、イベント広場、ドリフトパークなどを使ったTGRFラリー選手権でもドライバーとして参戦。

セレモニアルスタートでは、来場者に運転席からハイタッチをしながらスタートするという、まさにラリードライバーそのもの。

そしてニュルブルクリンク24時間レース参戦車両によるデモレースにも出走します。

乗ったマシンはご自身もニュルブルクリンク24時間レース参戦で乗車したというレクサスLF-A。

木下隆之選手とペアで出場し、木下選手の後にモリゾウ選手がドライブ。マシントラブルでなかなか走り出せないと言うアクシデントがありましたが、それでも2周を走行。

写真を見てもらえればわかると思いますが、かなり攻めたライン取りを見せています。それも他のプロドライバーに引けをとらない速度域。

世界を見渡しても自動車メーカーの代表がここまで攻めた走りをできるというのは、片手で収まるほどしかいないはず。

ご自身がここまでモータースポーツに熱心であるということも、今年のトヨタ系チームの強さにつながっているのではないでしょうか。信頼できるトップがいてこそ、チームや選手がついてくる。そういう意味で「モリゾウ選手はTeam TOYOTAのドライバーの頂点だ」といえるほど、TGRFでは大活躍されていました。

この勢いに乗って、来期のモータースポーツでもTeam TOYOTAが活躍しそうな予感がします。

(写真・文:松永和浩)

モリゾウ選手こと豊田章男社長はTeam TOYOTAドライバーの頂点だった【TGRF2016】(http://clicccar.com/2016/12/05/421754/)