ヤオ・アイニン主演する映画「恋愛奇譚集」 (C)2017「恋愛奇譚集」製作委員会

写真拡大

 台湾の新進女優ヤオ・アイニンが日本映画で初主演を務めた「恋愛奇譚集」が2017年2月、公開されることがわかった。あわせて、舞台となる福島県天栄村の自然を背景に、少女がたたずむ印象的なビジュアルがお披露目された。

 映画は、美しい自然や田園風景が広がる福島県天栄村を舞台に、台湾からの留学生ユーウェンが過ごす日々や、大切な思いを伝えるために奮闘する姿を描く物語。ユーウェン役のヤオは「ピピ」の愛称で知られ、「装苑」「Soup.」など日本の雑誌に登場し、花王のCMにも出演するなど注目を集めている新星。2015年に日本公開された台湾映画「共犯」にも出演したが、日本映画は今作が初めてだ。

 ヤオは「撮影の時、私自身はユーウェン役そのままでした。一人で日本に来て、皆さんと仕事をして、最初はなじめなかったのに後半はすごく仲良くなりました」と振り返り、留学生という役どころに自らを重ねていた様子。完成した映画について、「人が他人の人生に関わることは、ちゃんと理由があると思います。皆さんもこの映画を見て、今を大事に、一緒にいる人を大事に思っていただければと思います」とコメントしている。

 舞台となりロケ地でもある福島県天栄村出身の俳優・和田聰宏をはじめ、内田慈、福田麻由子、柳俊太郎、遠藤新菜、前野朋哉らが共演。オムニバス映画「放課後たち」や「思春期ごっこ」を手がけ、思春期の少女や若い女性を主人公にした作品を得意とする倉本雷大監督がメガホンをとり、「ストロベリーショートケイクス」「百瀬、こっちを向いて。」など、多数の映画脚本を手がけてきた狗飼恭子が脚本を担当。定住や二地域居住の推進、インバウンドに力を入れる福島県の、震災から5年を経た福島の今を、映画を通して台湾をはじめとした国内外の人々に知ってほしいとの願いも込められている。

 17年2月4日から東京・新宿シネマカリテ、フォーラム福島で公開。以降、全国順次公開予定。