他人に見える場所ではなく、重大な病気というわけではないにもかかわらず、多くの女性が抱いているという「女性器」に関するコンプレックス。

何をきっかけに自分の女性器が「他人とちょっと違う」「少しおかしい」などと感じるのか。婦人科形成「なおえビューティークリニック」の喜田直江院長は言う。

「女性器にコンプレックスを抱くきっかけのひとつには、『お風呂で自分の性器を見て、他の人と色や形・大きさが違うことに気づいた』というものがあります。また、『パートナー(夫や彼氏など)に言われた』という方もいます」(喜田院長 以下同)

パートナーに言われた言葉としては「アソコが黒い」「アソコがゆるい」「(セックスのときに)力、入れて」などなど…。パートナーの浮気が発覚したときに言われることもあり、ひどく傷つき、別れたケース、それが原因でセックスレスになったケースなどもあるそう。

「また、入浴時にお子さんに『ママ、どうしておちんちんがあるの?』『ママ、うんちがついてるよ』などと無邪気に言われ、そこで初めて小陰唇のひだが大きいことなどに気づいて、そこから深く悩む方もいます」

ほかに、「自転車に乗るとすれる」「下着にこすれて痛くなったり、かゆくなったりする」など、日常生活で不快感を抱く人もいるよう。

●産婦人科をすぐに受診して泣かされるケースも

では、女性器コンプレックスを抱く人が、医療機関を受診したほうが良い目安は、どんなことだろうか。

「小陰唇のひだの大きさに関しては、日常生活で不便がなければ、特に手術や治療などの必要はありません。また、ちつのゆるみに関しては、年齢とともに骨盤底筋やまわりの支持組織が緩んできて、子宮が下がる『子宮脱』や、ちつの壁が外側に出てきてしまう『ちつ脱』や、『尿漏れ』になる可能性がありますので、すぐに受診しなくとも、日常生活のなかで鍛えていったほうが良いかと思います」

骨盤底筋を鍛えるには、ヨガやピラティスなどがオススメだそう。

また、女性器に対する悩みが深刻な場合には、どんなところを受診すればいいのだろうか。

「医療機関の選び方は、単純に何科が良いとは残念ながら言い切れません。産婦人科を受診して、『トシのせい』『誰でも同じ』と言われたり、『大げさだ』と笑われたり、ひどいことを言われて泣かされる方も多数いるからです」

女性のデリケートな悩みに真摯に向き合ってくれる医師・クリニックであるかどうかを知る目安として、喜田先生は以下を挙げる。

「クリニックに直接行く前に、公式サイトにメール相談があれば、まずはメールで相談してみましょう。その対応によって、医師の考え方がわかります」

他人にはなかなか言えないが、深い悩みとなる「女性器」のコンプレックス。まずは気になる症状をキーワードとしてネットで検索し、メール相談できるクリニックを探してみては?

(田幸和歌子+ノオト)