来日ゲストのトークショーなど
盛況だった東京コミコン 提供/Fandom

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 世界各地でポップカルチャーファンをにぎわせている“コミコン”が、日本上陸を果たしました。千葉・幕張メッセで開催された「東京コミックコンベンション」(通称:東京コミコン)の熱狂を体感してきました。

■そもそもコミコンって?

 “コミコン”といえば、ハリウッド映画の新情報がバンバン発表される、アメリカの「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル」が有名。ですが、1970年にコミック好きが集まり、尊敬するアーティストと交流できる場としてスタートした同イベントは、日ごろ肩身が狭い思いをしているギーク(オタク)たち同士、共通の趣味への情熱を思う存分にぶつけあえる集会として人気を集め、以降、類似イベントが各地で発生。内容もコミックだけでなく、ゲームや映画、テレビドラマと膨らんでいき、サンディエゴの“元祖”コミコンは、会期4日間で15万人を集める世界最大級のポップカルチャーイベントとなりました。そんな“コミコン熱”が高まる中、ついに「東京コミコン」が実現したのです。

■“コミケ”とはどこが違う?

 日本のコミック関連のイベントといえば、“コミケ”の略称でおなじみの同人誌即売会「コミックマーケット」です。コミケ経験者によれば、「東京コミコン」は“企業ブース重視”だとか。確かに、会場の半分以上が出展社のエリアで占められ、撮影で使用された衣装やグッズの展示をはじめ、正規グッズの物販やVRゲーム体験コーナーがメインの印象でした。そんな中で海外のアーティストのブースには直筆イラストを求めるファンの行列ができ、翻訳版グラフィックノベルやアメコミキャラのグッズを中心に販売されるなど、しっかりと日本にいる米ポップカルチャーファンの期待に応えていたようです。

■予想以上にグローバル!

 開催2日目となる12月3日は、当日券を求めて午前7時30分からファンが殺到。入場時刻も予定の10時から30分早まりました。当初見込んでいてた来場者数も、3万人から3万5000人に増えたそうです。そして、東京から来た30代男性の「外国人客の多さにびっくり」という感想の通り、グローバルな雰囲気。大阪や静岡から上京した外国人もいて、ピカチュウのつなぎを着たメキシコ出身“スリーアミーゴ”は、「このムーブメントに溶け込みたかったんだ」とビール片手に陽気に語ってくれました。

■ローカル色も濃い

 外国人の多さに驚く一方で、バットマンやスーパーマンといったヒーロー映画でおなじみのワーナー・ブラザースのブースでは、レアアイテムを賭けたじゃんけん大会が大賑わい。「日本SFX怪物大百科怪獣」のコーナーでは「デスノート Light up the NEW world」の死神リュークや「アイアムアヒーロー」のZQNのフィギュアの展示がインパクトを放ちます。そして飲食スペースでは、日本各地の味が集合。立ち食いですが、さすがグルメ大国といえる品ぞろえは、サンディエゴの本家コミコンを凌駕していました。

■やっぱりコスプレ

 コミコンで忘れちゃいけないのがコスプレです。「コスプレイヤーの完成度が高いし、楽しかった」(東京・20代女性)と、そのクオリティは高かったのですが、人数に関してはさほど多くなかった様子。ですが、ハーレイ・クインやジョーカーらDC悪役に、「アベンジャーズ」に代表されるマーベルのヒーロー、そして「スター・ウォーズ」のキャラクターたちが、会場内を練り歩き、気軽に撮影撮影に応じます。また、会場でたまたま知り合ったというジャック・スパロウ×「ウォーキング・デッド」の悪役ニーガン×マーベルのウィンターソルジャーという異色コラボに遭遇。これぞ、ファンが集うコミコンならでは醍醐味でしょう。

■予想以上の盛り上がりだった

 初めての開催ということ予測不可能な部分も多かったのですが、「予想以上の盛り上がり」という声が大多数。アメコミ界の大御所スタン・リー(93歳!)に、「アベンジャーズ」シリーズのジェレミー・レナーら総勢6人の来日ゲストによるサイン会&撮影会も追加チケットが販売されるなど盛況だった模様です。全体としては、日本にもアメコミファンが大勢いること、そして在日外国人の需要があることが証明されたのでは?