「顔がダニの巣になった」(2016年10月撮影)

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タレントのりゅうちぇるさん(21)が、テレビ番組で衝撃の告白をした。「顔がダニの巣になった」というのだ。そのせいで肌荒れに悩まされたと嘆いた。

どうやら「ニキビダニ」に襲われたとみられる。「顔が命」の芸能人にとっては大問題で、さらに深刻な症状に陥った女優もいる。

通常は皮膚への悪影響はないが...

りゅうちぇるさんは2016年11月28日放送の日本テレビ系の情報・バラエティー番組「PON!」で、「顔ダニ」について明かした。「メークを落とすんだけど、そこがしっかり落とせてなかったらしくて」というのが原因とみられる。

顔ダニは毛包虫、通称ニキビダニとして知られる。長野皮膚科・形成外科医院(熊本市)のウェブサイトによると、体長0.1〜0.4ミリで、人の毛穴や皮脂腺に寄生している。成人のほぼ100%に見つかるというから、誰もが顔にダニがいることになる。通常は、皮膚への直接的な悪影響はない。ただ数が異常に増えるとニキビが悪化することがある。

りゅうちぇるさんの場合は「笑い話」にしていたので、軽症だったのかもしれない。だが、悪化すると顔の炎症が目立ち、痛みを伴うこともあるようだ。深刻な皮膚炎に見舞われたのが、女優の古村比呂さん(51)だ。1987年にNHK朝の連続テレビ小説「チョッちゃん」でヒロインを務め、以後の多数の作品に出演し活動を続けている。2015年8月21日放送の「爆報!THEフライデー」(TBS系)に出演し、古村さんの苦闘ぶりが紹介された。

2014年3月から顔に赤い発疹が出始め、放送時には両ほほが真っ赤になっていた。大きなマスクを付けないと隠せない。既に皮膚科に通院を続けていたが、一向に快方に向かわず途方に暮れていた。

古村さんによると、最初に訪れた皮膚科医の診断は「花粉症皮膚炎」だった。皮膚に花粉がつくとアレルギー反応で炎症を起こすというもの。ステロイド軟こうを処方されて塗布を続けたが、全く治らない。それどころか日増しに悪化し、強い風が吹くと顔面に激痛を感じるようになった。化粧水を塗るだけでも痛み、メークもできず女優の仕事もままならない。このままでは引退......という考えも、頭をよぎったそうだ。

誤った外用薬の長期使用、ずさんなメーク落としは禁物

番組で古村さんは、東京銀座スキンケアクリニックを訪れた。皮膚科医の三浦麻由佳氏は診断の結果、「ニキビダニが原因で起きた」と断定。病名は「毛包虫性座瘡」だった。

古村さんは、最初に処方された塗り薬を使い続けたことが悪かった。誤った薬を長期使用した結果、症状が治まるどころか皮膚環境が変化し、ダニが繁殖しやすい環境を作ってしまった。

大阪府の池田回生病院のウェブサイトに、同様の説明があった。「人に住み着いたニキビダニは、外用ステロイド剤やタクロリムスのような外用免疫抑制剤によって増加します」という。

ニキビダニの症状は、女性に増えているという。皮脂や化粧品に含まれる脂分が、ニキビダニのエサとなる。いいかげんなメーク落としやアイメークの汚れがたまると、皮膚にエサが豊富に残った状態となって、ニキビダニが「大繁殖」となるわけだ。

古村さんはその後、適切な治療を受け始めた。ブログでは断続的に自身の「すっぴん写真」を投稿し、経過を報告している。2015年11月8日は、「顔ダニは早々に落ち着きましたが、赤みは中々治まらず」と説明していたが、16年3月12日にはこう書いている。

「少しずつですが、前進しています。ただ赤味がなかなか抜けないので体質改善とともにスキンケアを模索中の私です」

さらに5月16日には症状が落ち着いた様子だった。

「随分と改善しています......最近私の場合、暑いときは化粧水パックを10分ぐらいすると赤みがおさまります」