ドローに満足のジダン監督、劇的弾のS・ラモスには「もう驚かない」

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 リーガ・エスパニョーラ第14節、3日に行われたバルセロナ対レアル・マドリードの“エル・クラシコ”は、両者譲らず1−1の引き分けに終わった。

 終盤のゴールでドローに持ち込み、勝ち点1を手にしたレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は試合後、「幸せを感じている」と話した。クラブ公式サイトが伝えている。

 前半はアウェーのレアル・マドリードがやや優勢に試合を進めたが、後半になると徐々にバルセロナがペースを掴み、53分にセットプレーからルイス・スアレスがヘディングを決めて先制した。しかし、終了間際の90分に左サイドからのFKをセルヒオ・ラモスが頭で合わせ、値千金の同点ゴールをマーク。このままタイムアップを迎え、レアル・マドリードの公式戦無敗記録は「33」となった。

 ジダン監督は、「全員がともに戦い、最後まで信じたこと、チームの熱意というものをあらためて評価しなければならない」とチームを称賛。「前半は相手を苦しめたが、バルセロナは後半にゴールを奪い活気づいた。我々は少し後退してしまったね」と試合を振り返ると、「勝利ではなく勝ち点1だけど、ライバル相手にこういうゲームができたのだから、本当に幸せを感じている」と満足感を示した。

 ただ一方で、バルセロナとの勝ち点差「6」を維持したことについては「何も変わらないだろう。リーガは長いから、最後までハードワークしなければならない。最後まで難しいということを、我々は理解している」と言及。タイトル争いの行方はまだまだわからないと主張している。

 そして、劇的な同点ゴールを叩き込んだS・ラモスについては、「もう驚かないよ。あれが彼の持っているものだ。重要なゲームで、いつもあのようなプレーを見せる。決して諦めることはないし、最後までチームに活気を与えてくれる。素晴らしいことだ」と、これまでもチャンピオンズリーグ決勝などの大一番で勝負強さを発揮してきた主将を称えた。