教皇が遠藤周作の原作小説について語られた Photo Credit Kerry Brown

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 巨匠マーティン・スコセッシが遠藤周作の小説を映画化した「沈黙 サイレンス」が11月30日(現地時間)、バチカン市国でプレミア上映。これにあわせ、スコセッシ監督がローマ教皇フランシスコに謁見し、原作小説について話し合ったと、英ガーディアン紙などが報じた。

 同作はキリシタンの弾圧が激化する江戸時代初期を舞台に、ポルトガル人宣教師が自らの信仰心と向き合っていくさまを描く力作。宣教師の苦難とキリスト教徒の迫害を描く作品を世界ではじめてお披露目する場所として、カトリック教会の総本山であるバチカンが選ばれ、イエズス会の神父300人あまりが同作を鑑賞したという。

 バチカンによれば、スコセッシ監督とその家族が同席した約15分の会談は「非常に和やかだった」という。若い頃に聖職者を志したことのあるスコセッシ監督は、日本のキリスト教にまつわる絵画を献上したようだ。翌1日にも上映会が行われるが、フランシス教皇が出席するかは現時点では不明だ。

 キャストは、アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバーのほか、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、塚本晋也、イッセー尾形、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシらが出演。2017年1月21日から全国で公開。