来日したヴィヴィアン・ソン。本作で大ブレイクした注目株。

写真拡大

 台湾で2015年最大のヒットを記録した青春映画『私の少女時代-Our Times-』が公開中だ。日本公開にあわせて、主演のヴィヴィアン・ソンが来日。本作で大ブレイクした注目の若手女優が、作品の魅力を語った。

 ヴィヴィアンが演じたヒロインの林真心(リン・チェンシン)は、イケメンの優等生に片想いするごくごく平凡な女子高生。ヴィヴィアンはキュートな素顔を封印し、野暮ったいメガネをかけた冴えない女の子になりきった。「チェンシンの魅力は、名前の通り誰に対しても真心をこめて接するところ。欠点のある女の子って親しみやすい。だから観客の皆さんにも共感してもらえたんだと思います」とキャラクターの魅力とヒットの要因を語る。

 『藍色夏恋』(2002)、『あの頃、君を追いかけた』(2011)など、数々の青春映画の秀作を生み出してきた台湾。本作も1990年代を舞台に、初恋のときめきが瑞々しく描かれる。ヴィヴィアンの舞台挨拶が行われた公開初日の客席には、まさに90年代にノスタルジーを感じる中高年の姿も数多く見られた。この様子はヴィヴィアンも意外だったそう。「台湾のお客さんは中高生が多かったんです。イベントなどに行くと、『イェーイ! ヴィヴィアン〜!!』っていう感じのノリで盛り上がってくれたんですけど、日本では幅広い年齢の方が同じように『ヴィヴィアン〜!!』って声をかけてくださって。台湾ではあまりないことだから、面白いなと思いました」。

 本作は台湾のみならず、香港や韓国など、アジア各地で大ヒット。「お客さんが笑ってくれるところ、感動してくれるところは、どの土地に行っても同じなんだって気づきました。この映画が伝える感動は、とってもシンプル。だからこそ、国や年齢を問わず、幅広い人に気に入ってもらえたんだと思う。それがこの作品の素晴らしいところです」。

 客室乗務員だった母親の影響もあり、日本が好きで、よく遊びに来ているというヴィヴィアン。原宿や渋谷はもちろん、「軽井沢でサイクリングするのも気持ちが良いですよね。自然の豊かな場所に行くのも好きです」となかなか詳しい。「前回プライベートで来たときはディズニーシーに行ったので、次はUSJにも行ってみたい!」。日本のドラマや映画もよく観ているという。「日本の俳優で共演してみたいのは、妻夫木聡さん。最近観た『怒り』でのお芝居も素晴らしかったです」。

 最後に、今後の予定について「次に撮影するのは台湾映画ですが、日本のカルチャーにも関係の深い作品なんですよ」と明かした。今回の来日では午前中に東京、午後は大阪で舞台挨拶を行ったあと、翌日には帰国して新作の撮影に入るという売れっ子ぶり。今後の活躍に注目だ。(新田理恵)