「べっぴんさん」すみれとさくら(粟野咲莉)の親子関係にも注目!/(C)NHK

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【「べっぴんさん」制作統括に今後の展開を聞く! (前編)より続く】

【写真を見る】栄輔(松下優也)の明るさは戦後の大変な物語に希望をもたらした/(C)NHK

現在放送中の連続テレビ小説「べっぴんさん」(朝8:00-8:15NHK総合ほか)。物語では終戦から3年の月日が流れ、すみれ(芳根京子)も仕事に子育てに奮闘している姿が描かれている。CPの三鬼一希氏に第8週で退場した岩佐栄輔(松下優也)についてや、すみれの娘のさくらを巻き込んだ物語の今後について詳しく語ってもらった。

――彼の存在意義というか、物語上の機能としてはどういうことを考えていたんでしょうか?

スタッフと話す中で「戦中戦後にかけて、すみれは、誰かそばにいてあげないと絶対この子つぶれちゃうよ! それは誰なんだ?」という話題になりました。

一番目は潔(高良健吾)。次に五十八(生瀬勝久)。でも潔には、ゆり(蓮佛美沙子)がいるのでずっとすみれのそばに居ることはできず、じゃあ五十八はどうかと。でも五十八は戦争で人も会社も失い、近江で隠居するわけですから。その中で新しく栄輔という人を設定しました。

――結果的に松下さんに演じてもらって良かったですか?

本当に良かったです。ご本人も「明るくしなきゃ」とおっしゃっていましたが、そこは意識されたと思います。戦後の闇市の中で、暗い顔をしている女の子がいて、その子に自分の妹の面影を重ねたりしながら、勇気づけてあげようというキャラクターですから。太陽は言い過ぎかもしれませんが、無駄に明るい電球ってあるじゃないですか(笑)。

そういう部分もありつつ、それだけではないキャラクターを描けたのかなと思っています。松下さん自身の持っている明るさを出していただきながら、栄輔の切ない部分、身寄りがいない背景など、陰の部分もしっかりと演じていただきました。

――すみれの娘、さくら世代でも物語が展開されていくのでしょうか。

そうですね。二世代という形になります。“この服を全国に売るんだ!”という具体的な夢があると物語もそこが終点で良いと思いますが、「べっぴんさん」では通過点でしかないんですよね。お母さんと、その娘についてのすれ違いも、今後描いていきたいと思っています。

――「べっぴんさん」を丁寧に描いていくのは変わらないと…。

そうですね…じっくりとした話で、これだけ多くの方にご覧いただいているので、この流れを曲げてはいけないな、というのはあります。坂東すみれは芳根京子さんしかおらず、引き続き芳根さんを支えながら、みんなチーム一丸となって“別品”を作っていこうと思っています。そこはずっと変わりません。