中島貞夫監督から斬られ役の指南を受けるウーマン村本

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 お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワー(村本大輔、中川パラダイス)が3日、都内で行われた映画『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』初日舞台あいさつに“応援芸人”として登壇した。日本映画界の重鎮である中島貞夫監督から斬られ役の指南を受けた村本は、時代劇出演に色気を見せた。

 本作は、『まむしの兄弟』『木枯し紋次郎』『極道の妻(おんな)たち』シリーズなどを手掛け、京都で半世紀以上にわたって日本映画を撮り続けてきた中島監督による17年ぶりの新作。日本が誇る文化芸術で時代劇の華である「ちゃんばら(殺陣)」の魅力と時代劇映画の変遷を、資料やインタビュー映像などからひもとくと共に、オリジナルのちゃんばらシーンも盛り込んだドキュメンタリー映画に仕上げている。

 中島監督は「ちゃんばら映画の本当の面白さとはなんだろうと長い年月の間考えて、こういう作品を作ってみました」と制作意図を説明。しかし「本格的なちゃんばら映画を最後の一つとしてやりたいとのいうのが本音」と本作が次回作に向けた伏線であることを吐露すると、客席から「ちゃんばら映画作ってください」との声が飛び、中島監督は「やります!」と力強く約束した。

 この日は、出演女優の山本千尋も出席し、村本が、山本に玩具の日本刀で斬られるという演出もあった。ところが、村本のグダグダな斬られ方に中島監督は思わず前に出ると、自らの杖を日本刀に見立て、まるで「座頭市」のような様になった姿で正しい斬られ方をレクチャー。

 とはいえ、殺陣が一朝一夕で身につくわけもなく、中島監督は「斬る方と斬られる方の緊迫感や二人の呼吸の間をつかむためには4〜5年は修行しないと」と提言。村本はその言葉をいいように捉えると、「監督、やっと原石を発見しましたね」とニヤリ。次回作出演への野望をのぞかせ、観客の笑いを誘った。(取材/錦怜那)

映画『時代劇は死なず ちゃんばら美学考』は全国順次公開中