右側の写真=中新社提供

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(ワシントン 3日 中央社)蔡英文総統は2日、トランプ米次期大統領と電話会談を行った。トランプ氏の政権移行チームが明らかにした。米大統領や次期大統領との電話会談が公になるのは、1979年に同国が中華民国(台湾)と断交して以来初めて。

総統府の発表によれば、2人は10分余りの会談で経済発展の促進や安全保障、アジア地域の情勢などについて意見を交換。蔡総統は協力関係の強化に期待を示したという。

トランプ氏は同日、ツイッターで蔡総統を「台湾の総統」と呼んだ上で、「当選を祝うため、私に電話をくれた」と感謝を示している。同氏は「私に電話した」の部分を大文字で強調した。

また、今回の電話会談が、米国の「一つの中国」政策や地域の平和と安定に影響する可能性を米主要メディアが指摘していることについては、「米国は数十億米ドルの軍備を台湾に売却しているのに、祝いの電話に出るべきではないとは興味深い」と皮肉った。

米国は断交以来「一つの中国」政策を堅持し、総統など政治家との接触を控えてきた一方、台湾関係法に基づいて非公式に関係を維持、武器売却などを続けている。

政権移行チームによると、トランプ氏はこの日、アフガニスタンのガニ大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相とも電話で会談した。

(鄭崇生、呂欣ケイ、廖漢原/編集:杉野浩司)