1日、中国・雲南省昭通市で、トラブルの仲裁に駆けつけた警官が村民に農具で取り囲まれる騒動が起き、公開された動画が話題を集めた。

写真拡大

2016年12月1日、中国・雲南省昭通市で、トラブルの仲裁に駆けつけた警官が農具を手にした村民に取り囲まれる騒動が起き、公開された動画が話題を集めた。

中国メディアによると、同市昭陽区永豊村で先月22日、村にある石材工場に対し村民が不満を覚えトラブルが発生。村民は、工場の貨物車が重い貨物を運んで往復することで道路が損傷したため賠償を求めた。通報を受け警官や現地政府の担当者らが現場に赴き仲裁に入ったが、村民らの怒りは収まらず通行する車を妨害したり、工場関係者に暴行を加えたりと収拾がつかない状態だった。さらに、説得する警官らを、村民らはくわなどの農具を手に取り囲んでしまった。

たまらず警官が拳銃を上に向け威嚇射撃をしたが、村民はひるむことはなく「ここを狙え!」と指で自分の頭を指し警官を挑発し、警官から拳銃を奪い取ろうとする村民も現れた。

騒動により警官や政府関係者ら4人が負傷し病院で治療を受けた。騒動後、一部の村民は自主的に警察署に赴き調査に協力したという。この騒動にネットでは威嚇射撃を行った警官と村民に対する批判が聞かれており物議を醸した。北京市の弁護士は事件について、「動画は完全ではなく前後関係がはっきりしていないが、動画では警官がくわを向けられたと語っている。仮に警官が身の危険を感じた状況で威嚇射撃したのであれば規定違反には当たらない。さらに、村民は公務執妨害に該当する可能性もある」と指摘している。(翻訳・編集/内山)