中国は鉄道インフラの輸出をめぐって競合関係にある新幹線に、並々ならぬライバル心を抱いている。中国としては駅ホームや車内で販売されている「駅弁」のクオリティでも日本には負けたくないようだが、現状では日本の駅弁のほうが圧倒的に勝っているのが現状だ。(イメージ写真提供:(C)Xie Fei/123RF.COM)

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 中国は鉄道インフラの輸出をめぐって競合関係にある新幹線に、並々ならぬライバル心を抱いている。中国としては駅ホームや車内で販売されている「駅弁」のクオリティでも日本には負けたくないようだが、現状では日本の駅弁のほうが圧倒的に勝っているのが現状だ。

 中国メディアの今日頭条は11月30日付で、日本の駅弁が中国の駅弁よりも圧倒的に美味しい理由について考察する記事を掲載した。

 記事は日本の駅弁が中国の駅弁よりも圧倒的に美味しいのは、何と言っても「製造当日に販売する」からだと指摘。一方、中国の駅弁は消費期限が90日と非常に長く、「これほど消費期限が長いのは防腐剤が入っているためであり、こんな弁当が美味しいわけがない」と批判。「もし、中国の駅弁がすべて製造当日に販売されれば味は向上するはず」とも指摘した。

 続けて、日本の駅弁が美味しいのは、日本の弁当文化そのものが非常に発達していることと関係していると説明。日本の弁当文化の事例の1つとして「愛妻弁当」の存在を指摘したほか、日本には弁当を販売する店が非常に多いことや、駅弁グランプリなどが毎年開催されていることなども、日本の弁当文化の発展ぶりを象徴しているとの見方を示した。

 記事はこうした日本の発達した弁当文化が、駅弁のクオリティの高さを生み出す豊かな土壌になっているという見方を示し、日本で販売されている駅弁の美味しさは人に幸せを感じさせるレベルであると絶賛した。

 日本には大規模にチェーン展開する企業から、小規模に経営を営む企業まで、実に様々な弁当製造業者が存在する。記事が指摘しているとおり日本人は普段からクオリティの高い弁当に親しんでいるが、こうした環境は駅弁のクオリティの高さに直接影響する要因だろう。中国にも専門的に弁当を製造販売する企業は存在するが日本に比べればかなり少なく、これも中国の鉄道部門がクオリティの高い弁当を提供できない要因の1つと言えるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Xie Fei/123RF.COM)